今回は以下のニュースをお伝えしたい。
音楽生成AI「Suno AI」が話題、文章から楽曲を瞬時に作成 プロの音楽家も「これはヤバい」と驚愕
音楽生成AI「Suno AI」がX(旧Twitter)上で話題になっている。歌詞や曲調を文章で指示するだけで音楽を自動生成するサービスで、PCやスマートフォンのWebブラウザ上から利用できる。生成した音楽の出来栄えには、プロの音楽家からも驚きの声が上がっている。
Suno AIは、米国を拠点とする音楽家とAIの専門家たちからなる米Sunoが運営するサービス。開発者の中には、米MetaやTikTokを運営する中国ByteDanceなどに所属していた人たちもいるという。利用にはGoogleやMicrosoft、Discordのアカウントが必要で、12月14日時点ではβ版を提供中。1日5回まで無料で音楽を生成できる他、有料プランもある。
プロの音楽家からも驚きの声 「手を加えれば結構売れるのでは?」
Suno.AIはX上でも話題になっており、さまざまなユーザーが作成した音源を投稿している。ユーザーからは「AIやばすぎる」「歌詞の意味を理解して作ってないですか?」「音楽ヤバいんじゃないか」など、クオリティーに驚く声が相次いでいる。
中にはプロの音楽家も反応しており、tofubeatsさんが作成した音源をXに投稿している。また、作曲家の神前暁さんは「試してみたけどヤバいですねコレは」とポスト。「アレンジやMixがそれっぽくなるのは想定内だったけどメロも70点くらいのを平気でポンポン出してくる。このサビなんて少し手を加えれば結構売れるのでは?ってレベル」と出来栄えに驚きの声を上げている。
である。
画像生成AI、動画生成AI、人工知能チャットボットと続いて
音楽生成AIの躍進である。
以下のサイトが
Suno AIのサイトである。
己もこのサイトを試したところ、サイト内で歌詞を自動生成、音楽ジャンルの自動指定が出来るものの、自分好みの音楽を作りたい場合は外部サイトにて歌詞等を生成した方が良いと思われる。
また、自分が好きな音楽の歌詞をSuno AIのサイトにコピー・アンド・ペーストし、音楽のスタイル指定を元々の音楽のジャンルとは別の物にする事で、好きな音楽を自分流にアレンジすることも可能である。
実例として、
サイトの
Trendingの欄
(他のユーザーが作成し、公開設定にしている音楽の一覧)
に
「祇園精舎」というものがあり
詳細を見てみると、
以上のように、
『平家物語』の冒頭に詠われている
「祇園精舎の鐘の聲、諸行無常の響あり。沙羅雙樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。驕れる人も久しからず、唯春の夜の夢の如し。猛き者もつひには滅びぬ、偏に風の前の塵に同じ。」
をjpop,hiphop風にアレンジしているものである。
以下のリンクから聞けるので、気になった人は聞いてみて欲しい。
聞いた感想としては、聞き流してる程度だと『平家物語』の冒頭とは分からない程度に現代風にアレンジされている次第である。
このように、古来よりの歌ですら現代風に変容されているので、例えば、童謡をアニメソング風にアレンジしてみたり、アニメソングをロック調にしてみたり、暇つぶしには丁度良いかもしれない。
無料版は1日5回だけなので、もっと作ってみたい人は課金をしてみてはどうだろうか。