2020年と言えば、日本人の誰もが同じものを想像するだろう。
それは言わずもがな、東京オリンピック。
昨年に東京オリンピック開催が決まってからというもの、いたるところに2020年が出現するようになった。
例えば、2020年には何をしているのかというパーソナルな話であったり、企業の戦略目標などの中期的な指標として設定されたり、1つの潜在的な「基準」となっている。
しかし、あくまで2020年がスタートであり、ゴールではない。
日本が諸外国を惹きつけ、勝利した稀有な事例であるからこそ、2020年の重要性が高いことは確かだ。
オリンピックが政治的なツールになることを批判する人もいるが、それだけ大きなものになってしまったのである。
スポーツではもちろん注目されるが、加えて日本らしさという側面が大きく強調されて海外へと流れていく。
それは良い面も悪い面もである。
日本自体がとりあげられ、注目されることは避けられないのだ。
さて、オリンピックを終わればどうなるのだろうか。
世界の注目は日本からまた違う国へと移るであろう。
そのためには2020年までを考えるのではなく、2021、それ以降を見据えられるようにしなければならない。
2020年で燃え尽きてはいけない。
2020年が日本のゴールではないのだ。
今日は「あの日」から3年。
2020年と同じように日本人に埋め込まれた深い記憶が蘇る日である。
記憶を巡らせるだけでなく、現実を直視し、変えるための努力をしなければならない。
しかし、依然として復興は進んでいない。
だからといって、自分にできることなどたかがれている。
今は今の人に任せるしかない。
将来、自分ができることが増えるように、今から準備することのほうが何倍も今の自分にとっては重要である。
原発デモなどを通して、人々が声を上げても変わらないことがわかってしまった。
現状を変えるには、自分がプレイヤーに直接関わるしかないのだ。
自分には何ができるのだろうか。
今、2020年、そしてその先で。