「今度ごはん行こうね」「今度のも」
大学生が連発するこれらの誘い文句。
どれくらいが本気で言っているのだろうか。
おそらく8割は挨拶のような感覚で言っているのだろう。
「お疲れさま」や「久しぶり」とのセットメニューである。
ただ、言われる身として嬉しくないわけではない。
すごいクドい言い回しになっているが、感覚的にはこれくらいだ。
言ってもらえるということはそれなりに好意を示してくれているのである。
少なくとも、嫌いな人とごはんに行きたい人はいないはずだ。
それでも、その本気度は人によって異なる。
見極めが難しいのだ。
挨拶のごとく発する人が自分の友達のラインを越えることはきっとない。
本屋で店頭に並ぶベストセラーをなめるように見るだけで、実際に読まない人。
しかし、その人はそれらがベストセラーであることを知っている。
それらの話になればなんとなく話ができてしまう知ったかぶり。
なんだか似ている気がする。
「友達」をさらっと誘いながら実際に実行しない。
それでもその人とは話すことができる。
うん、なんだか似ている。
ただ、誰とごはんに行こうか、飲みに行こうか迷えるほど相手がいることは幸せなのかもしれない。