最初のパートナーが次の高みを目指すためパートナーを解消して、僕は1人暮らしをしていた。


その時会衆に東北北部から大学のために引っ越してきていた2世の兄弟がいた、もちろん1人暮らし。


我々(元パートナーと僕)の開拓者人生に励まされたらしく、卒業後就職せずに開拓者の道を選ぶことにした。もったいない。


それでまたまた時期が重なりパートナーを組むことになった。


彼は1つ年上。当時の僕はバリバリの開拓者で奉仕の僕、彼はただの兄弟。

僕は地元でホームだが彼はアウェイだ。

彼は体育会系で上下関係にうるさい感じ、そして浜育ちで言動が少々荒い。

僕にとって苦手なタイプだった。僕はおとなしい優しい雰囲気の感じが合うのね。

だから気を遣いやりずらかった。もちろん相手もそう思っていたはず‥


最初のパートナーと真逆なプライベート重視の生活がスタートする。

ほとんど自分の部屋にこもりぎみ、食事は当番制で作ってはいたが、自分の部屋で食べた。

仕事も違うし群れも違う‥すれ違いが多かった。


なので交わりも以前のパートナー生活ほどはやらなくなった。


ある夏の日このパートナーが食事当番で炒め物を作っていた。

台所で『うわぁー!』とのデカイ声

別に確かめもしなかった僕‥

それで出された炒め物‥

黒胡椒がやたら効いた‥


ん‥

黒胡椒がデカイぞ!


あ、ありんこだ!!


炒め物に無数の蟻が入っていたのだ!


事情を聞くと、みりんの蓋が空いており蟻が大量に入り溺死していた。そのボトルを確認せずに炒め物に投下!奇声をあげていたのだ。


彼は言った


『食えるよ』


マジかよ!


頑張って一口食ってみたよ、機嫌悪くなるからさぁ、

ぷちって蟻が弾ける‥うわぁ酸っぱいダメダメ‥

残しました。


僕も若く融通が効かせられなかったし、最初のパートナー生活の密着型の価値観が残ってるのでギクシャクしたパートナー生活だった。


むろん会衆の皆も雰囲気を感じ取っており少し心配されてもいた。


その彼は家族の必要の為に実家に戻る事になる。