裏表のある中学時代をすごしていた僕‥


霊的な日課(奉仕、集会、母との研究)を無気力で死んだような表情で何とかこなし、会衆では真面目でおとなしいイメージ。

記憶が無いのだがいつの間にか伝道者になっていた。伝道者そろそろどうですかぁ~と長老に言われてなったような‥

学校ではJWを隠して普通にすごしていました。

もちろん部活はやりたかったけどやってません。


そんな学校生活の中で、隣の席の女子を面白がってからかったりしてたら仲良くなってきました。

そんなにタイプの子ではなかったのですが、性格は良く僕は好き(Like)でした。


年末たまたま帰りが同じくなり、去り際に冗談半分で年賀状ちょうだいね!的な事を言ったら。

元旦にホントに届いて色んな意味で焦った。


嬉しい!嬉しいけどスルーはしたくない。

でもJWだから年賀状出せないし(年を祝えない)、普通ハガキで出せばクジが付いてないから嫌がられるだろう(クジ皆楽しみにしていた)‥


中坊のバカな頭で悩んだ挙げ句‥

年賀ハガキを購入し『年賀』の印刷の所を手書きのイラストで塗り潰し出す事にした、もちろん親に内緒。それで僕の良心の問題はクリアー。

何とか年賀状出せた(汗)精神的に疲れる~ぅ


ま、その後はただの友達で、たまに話すだけだった。


その年に卒業で別々の高校に‥


それで高校二年の時、修学旅行で来てた京都のお土産やさんでたまたま出会した!

めっちゃビックリした。

彼女の学校も修学旅行で来ていて同じような日程だったのだろう‥


2年ぶりの再会、それも遠く離れた京都‥運命的な出会いに感じ、彼女もめっちゃ喜んでた。移動中だったらしく後で連絡すると言って数十秒の再会で別れた。


修学旅行から帰り数日後、夕方に家の電話が鳴る、たまたま僕が出るとあの彼女だった!

連絡先言ってなかったけど卒業アルバムの個人情報見てかけてくれたらしい‥


電話の内容は、こんどの日曜日に新しく出来たアミューズメント施設へ2人で行かないか?とのお誘いだった。


う、産まれて初めてのデートのお誘い!!

嬉しかったね。

行きたい!行きたい!

アミューズメントも気になってたし!

行きたい!

思いが先行し行く約束した。


しかし


母がいた。誰からの電話なのか聴かれ、もう正直に答えた‥

特に反対はしない母。それが母のスタイル。

どうするかは僕自身が考える‥

日曜日は集会あるし‥そもそも二人きりのデートだし‥

JW的にどうすべきかは分かっていた。


約束を断る事を母に伝えた。

そして、彼女に電話で断った。

それも風邪ひいたからと言って‥最低な僕


色んな意味で落ち込んだ

せっかくおとなしい彼女が勇気を出して誘ってくれたのに行くって言って後で断るって、

それもみえみえな下手な嘘をついて断った。


もう不完全燃焼


今でも会ってあの時の事を謝りたい。


後日、母が長老にこの出来事を喋ったらしく、奉仕会の経験で話す事になった。凹むよ。


更に時は経ち、高校卒業の正月にあの彼女から年賀状がきた。

就職が決まったらしく聞いたら驚くよ!とも書いてあった。まだ繋がりを求めているようだ。

僕は‥

またスルーしてしまった。

当時はもう開拓者を目指して現役バリバリだったから絡みもしなかった。

せめて返事を返せたらよかったなぁ。僕の現状なり思いを伝えられたら‥


自分の事しか考えてなかった‥母と組織の是認を得るために‥彼女を傷付けてしまった。そんな不完全燃焼の青春‥


だから若い人には、また自分の子供には完全燃焼してほしい。やりきって欲しい。

そして出逢いを喜び時には涙し、肌で経験して学び成長して優しい思いやりのある人になって欲しい。