僕にとって全くといっていい程縁が無いこの日
チョコを貰った記憶と言えば、親戚のおばさまには頂いた記憶がある程度‥。
小学生中学生時代の友達関係からは皆無‥
もらったらどうしようかと心構えはしといたが、まぁ無かった。
がっ!しかし
高校で唯一貰った。
産まれて初めて貰った!
同じクラスの女子に!
し、しかも手作り!(手作りって言ってた)
も~舞い上がったね。
トリュフチョコだよ。
2個。
2個‥
2個って普通なのかな‥
小さなかわいい袋に2個入ってた
その女子とは接し安くクラスでは一番仲良かった。
実習(工業高校なので)で使う作業着のベルトを彼女は忘れるらしく頻繁に貸してあげていた(女子とは実習が違うので僕は使わないから)。
その借りもあるのだろうけど、ありがとうの意味でくれたのだろう。
今思えば義理チョコだ。
しかし当時の僕は初めての経験で嬉しくて嬉しくて、クラスメイトの親友に密かに相談した。
双方共にホワイトデーにお返しした方が良いという結論に至った!
一応JW2世としてホワイトデーは異教の由来無いしOK!と自己判断し計画に移る。
デパートに行きなけなしのお小遣いからセサミストリートのクッキー缶を購入。
放課後に彼女にこっそり渡す。彼女の友達もいたが笑って見られた。恥ずかしい‥
その後も、ちょこちょこプレゼント渡したりして
仲良くしてた。
そんな感じて、まぁいい感じにはなるんだけど‥
どーしても躊躇してしまう。
そうだJW2世だからだ‥JWやめる勇気や理由もなく‥でも彼女が大好き
それで
デート見つかったらどうしよう?
ちゃんと証言しようか?
結婚しても彼女JWにならないかもとか?
もう色々ごちゃごちゃ考えてしまう。
結局、
優柔不断な僕は、お付き合いもなく、何のアプローチもしないまま、自然消滅という最悪の流れになってしまった。
彼女の僕に対しての表情は暗くなり、少しづつ気まずくなり距離が出始め、悲しいかな同じクラスの男子と仲良くなってしまった。
彼女には本当に申し訳ない事をしてしまった。
もう‥僕は不完全燃焼
毎年バレンタインの時に思い出す出来事でした。