インドネシアでよく使われているデイリーディールサービス 2014 | Global blog 〜世界の社窓から〜

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デイリーディール、いわゆるグルーポン系サービスと言えば、2010~2011年にかけてのインドネシアIT起業ブームの先がけとなったカテゴリーで、2011年に同カテゴリーだけで40以上のコピーサイトが立ち上がったと言われています。今となってはサイト閉鎖や入れ替えが続き、半分程度になってしまいましたが、インドネシアのスタートアップが注目され始めた良いきっかけであったのではないかと個人的には思います。

それでは今回もアレクサランクを参考に順位を見てみましょう。


1位:Groupon(162)
2位:livingsocial(301)
3位:EVoucher.co.id(804)
4位:lakupon.com(1079)
5位:ogahrugi(1419)
6位:HargaHot.com(1683)
7位:Travelicious.co.id(2332)
8位:kliktoday(4384)
9位:DEAL GOING(4489)
10位:diskon(5043)
11位:grantonWORLD(6504)
12位:MetroDeal(7983)
13位:dealmedan(11132)
14位:Groupbeli.com(24425)
15位:AlwaysTrendy.com(34504)
16位:grivy.com(36925)
17位:StreetDeal.co.id(96294)
圏外:Kleepon
圏外:Plusku.com
圏外:PromoApa.com
圏外:azcoupon.net
圏外:Gkupon


右端の数字はインドネシア国内のアレクサランクです。
創業者がイグジットに成功した上位2社に注目してみましょう。
(あえて旧サイト名が残っている古いロゴを使わせて頂きました)



図1


■Groupon(旧Disdus)
創業者のJason LamudaとFerry Tenkaが、2010年8月にEast Venturesから出資を受け、共同購入型クーポンサイト「Groupon」のクローンサービス「Disdus」をリリース。事業はすぐに成長し、 2011年4月、アメリカの本家グルーポンに売却。筆者が「Groupon Indonesia」に訪問した2013年9月時点のユーザーは10万人を超えて、さらに成長中とのことだった。2014年7月現在では、ジャカルタだけで600弱のクーポンが稼働している。Jasonは「Disdus」を売却した後、2012年7月にDisdus創業メンバーとベビー用品のEコマース 「Bilna」をローンチ。さらにJasonの妻Claudia Widjajaと彼女の友人のYenti Elizabethが立ち上げたファッションサイト「BerryBenka」のCEOも務める。



図2


■Living Social(旧Dealkeren.com)
2009 年にPaul Srivorakulが兄のTomと母国のタイでローンチした共同購入型クーポンサイト「Ensogo.com」が始まり。タイだけでなく、フィリピンや インドネシアでも展開。インドネシアでのサービス名は「DealKeren」(元々の「DealKeren」の創業者はAndy Santoso)。Srivorakul兄弟のバックボーンはカリフォルニア育ちで、Ensogo.com を立ち上げる前は、タイ初のデジタルエージェンシー「Newmedia Edge(2011年12月にSTW Groupが買収)、続いて東南アジア最大級のデジタルアドネットワーク会社Admax Network(2012年2月にKomli Mediaが買収)を立ち上げている。Ensogo.comは、DisdusがGrouponに買収された3ヶ月後の2011年7月、米国共同購入型クー ポン市場でGrouponに継ぐ2位をつけていた「Living Social」に買収される。買収額は数千万ドルと噂されている。2014年7月現在、ジャカルタ内で利用できるクーポンは130あった。


サービスの数はここから大きく変動することは無いと思いますが、カテゴリー特化型クーポンサイトや、少し見せ方を変えたサイトは出てくるかもしれません。インドネシア人はディスカウントに目がないと言われていますので、この業界も引き続き注目したいと思います。