
「それ、何の役に立ちますか?」
この言葉を、最近は良く聞くようになりました。
役に立つかどうか、今すぐ成果が出るかどうか。
それが判断基準になる時代なのかもしれない。
確かに、分かりやすい指標は大切。
数字で示せること、説明できること。
それが必要な場面も多いのは事実。
一方で、
「今は役に立たないかもしれないもの」
が、切り捨てられている気もします。
基礎研究という分野があります。
何に使えるのか分からない。
いつ成果が出るのかも分からない。
それでも続ける研究。

そういう研究を支援している
大隅基礎科学創成財団
に、定期的に個人寄付をしています。
金額はごくわずか。
正直、それで何かが劇的に変わるとは思っていません。
それでも続けている理由は、
「50年後でもいい」
と思っているから。
自分が生きている間に成果が出なくてもいい。
何の役に立つのか分からなくてもいい。
ただ、50年後、100年後に
「あれがあったから、今がある」
そんな技術や考え方が生まれたら、それで十分。
鍼灸の仕事をしていると、
身体の変化はすぐには現れないことが多いと感じます。
だからこそ、
時間をかけることそのものに価値がある
という感覚を、大切にしたいと思っています。
すぐに役立つものだけを選び続けると、
便利になるけど
どこか薄くなってしまう。
分からないものに、あえて時間を託す
50年後でもいい。
そんな感じで
関わっていけたら格好良いな、と思っています。
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ヒロ鍼灸マッサージ院
院長 國定 広丈
〒222-0023
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