妙蓮寺・白楽|ヒロ鍼灸マッサージ院 からだの不調に静かに向き合う鍼灸

妙蓮寺・白楽|ヒロ鍼灸マッサージ院 からだの不調に静かに向き合う鍼灸

横浜・妙蓮寺、白楽にある鍼灸マッサージ院です。
自律神経の乱れ、不定愁訴をはじめ、はっきりした原因の分からない不調や慢性的なつらさにも対応しています。
刺鍼と温灸を中心に、その日の状態を見ながら施術を行っています。


自律神経の乱れによる不調を訴える患者様が多いです。

「病院では異常なしと言われるけど、調子が悪い。」

という症状に関して鍼灸が非常に有効なことは、あまり知られてません。

「冷えやすい」「疲れやすい」「いつも身体がつらい」

そうなりにくい身体・心造りはできます。

体質は改善できます。変えられます。



鍼灸は身体だけではなく、心の状態にも良い影響があります。

健やかな身体や心に戻れるお手伝いができます。

 

 

四国の善通寺に

「大師灸」「大師艾(だいしもぐさ)」と呼ばれるものがあります。

善通寺といえば、弘法大師・空海の生誕地。

 



空海の著作には鍼灸が登場します。
「四大の疾は薬針の治する所、一心の患は深法能く療す」
という言葉があります。

大まかに言えば、身体の病は薬や鍼によって治し
心の患いは仏法によって治す、という意味です。

つまり約1200年前の空海の時代には
すでに鍼や灸が身体を治療する方法として
認識されていたことがうかがえます。

 



そして、お灸と四国の関係を考えるうえで欠かせないのが四国遍路です。
昔の遍路は、現在とは比べものにならないほど過酷な旅でした。

長い距離を歩き、山を越え、宿も十分にない。
そんな遍路を土地の人々が食事や宿などで助ける
「お接待」という文化が生まれました。

面白いのは、お接待が食べ物だけではなかったことです。

疲れた遍路に按摩をしたり、お灸を据えたりする
いわば身体のお接待もあったといいます。

反対に、鍼や灸の心得を持った遍路が

旅先で土地の人々に治療をしたり

灸法を伝えたりすることもありました。


つまり四国遍路は、信仰の道であると同時に

各地の生活の知恵や治療法が行き交う道でもあったのでしょう。

 


そんな背景の中で登場するのが、善通寺の大師艾です。


大正時代の資料には
「衣服の上よりすゑる不思議な灸 大師艾」
という広告が残っています。


普通のお灸というと

皮膚の上にもぐさを置いて火をつける姿を想像します。
ところが大師艾は

なんと衣服の上から据えるお灸として売られていました。


皮膚を直接焼くというよりも

燃えるもぐさの熱を利用して身体を温める

温灸に近い方法だったと考えられます。


今から100年以上前の善通寺で

こうしたお灸が商品として売られていた。
それだけでも面白い話です。


そして今回

実際に善通寺で大師艾を手にすることができました。


そこで聞いた話では、現在はこの艾を作る後継者がおらず

私たち一行が人数分購入したものが

店に残っていた最後の在庫だったそうです。


参加者それぞれが一つずつ購入したところ

それで在庫がなくなってしまった、ということでした。

 


今後どこかから追加の在庫が出てくるのか

あるいは再び作られることがあるのかは分かりません。


もしかすると今回手にしたものが

最後の「大師艾」の一つになるのかもしれません。


100年以上前の資料に広告として残っているお灸を

現在の善通寺で実際に手にする。


そう考えると、不思議な感じがします。
「大師」という名前がついていることも興味深いところです。
弘法大師の生誕地である善通寺。


現代では、お灸というと鍼灸院で受ける治療や

自宅で使うセルフケア用品という印象が強くなりました。
しかし昔のお灸は、もっと生活の中に近い存在だったのでしょう。


今回、四国のお灸について調べていて面白かったのは

治療技術そのもの以上に、お灸が人から人へ伝わっていった姿でした。


空海の著作に登場する鍼灸。
四国遍路の灸接待。
そして善通寺の大師灸。


一見別々の話ですが

たどっていくと一本の道につながっているように感じます。

 

 

────────────────────
ヒロ鍼灸マッサージ院
横浜市港北区(妙蓮寺・白楽)

完全予約制
受付時間 9:00~19:00

院長 國定 広丈  

〒222-0023  
横浜市港北区仲手原2-2-17  
TEL:045-439-1689  

【公式サイト】  
https://www.hilo89.jp/

ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ。
【ネット予約(24時間受付)】  
https://www.shinq-compass.jp/salon/reserve/438
【LINE(ご相談・ご予約)】  
https://lin.ee/oS55b09

 



今回の研修では
徳島の滝薬師で、なかなか横浜では体験できないお灸も受けてまいりました。

頭にすりばちをかぶる「すりばち灸」

徳島・眉山の麓にある滝薬師では
毎年、春分と秋分の日に「すりばち灸」が行われています。

名前の通り、頭にすりばちをかぶせ、その底に粗艾を5か所置いて火をつけ
加持祈祷を受けながら病気平癒や無病息災を願うものです。

 



滝薬師のすりばち灸は、約60年前に長崎から伝わったとされています。
ただ、その詳しい由来については、はっきり分かっていないそうです。

お灸といっても、皮膚へ直接艾を据えるわけではありません。

すりばちという器を間に置いて、その上で艾を燃やします。
すりばちそのものに厚みがあり、使用する艾もそれほど多くないため
見た目の印象とは違って、頭に感じる熱はあまり感じません。

 



よく似た習俗に「焙烙灸」があります。

こちらも素焼きの焙烙を頭に載せ、その上で艾を燃やすもので、
特に日蓮宗の寺院などで行われてきました。

こうした灸には、火や煙だけでなく
祈祷や真言など宗教的な要素が加わっていることが特徴です。

さらに興味深いのが「器」の意味。
昔の鉢や鍋は単なる日用品ではなく、人の頭や身体を覆うことで
災いから身を守る象徴的な意味を持つこともあったとされています。

そこへ、お灸の火や煙に病や災いを祓う力を求める信仰が重なり
「すりばち灸」や「焙烙灸」のような風習が形づくられていったのではないか、と考えられています。

 



現在でも福井、愛知、高知など各地の寺院に
すりばち灸に似た行事が残っています。方法や由来はそれぞれ違いますが
共通しているのは病気平癒や無病息災を願うこと。

普段、治療としてお灸を扱っている立場から見ると
同じ「灸」でもずいぶん世界が違います。

医学としてのお灸、民間療法としてのお灸、そして祈りとしてのお灸。

長い歴史の中で

お灸が人々の暮らしや信仰とどう結びついてきたのかを見ることができる

面白い文化だと思います。
 

────────────────────
ヒロ鍼灸マッサージ院
横浜市港北区(妙蓮寺・白楽)

完全予約制
受付時間 9:00~19:00

院長 國定 広丈  

〒222-0023  
横浜市港北区仲手原2-2-17  
TEL:045-439-1689  

【公式サイト】  
https://www.hilo89.jp/

ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ。
【ネット予約(24時間受付)】  
https://www.shinq-compass.jp/salon/reserve/438
【LINE(ご相談・ご予約)】  
https://lin.ee/oS55b09

 

今回の四国研修で受けてきた
独特なお灸をご紹介します。

砂灸は、徳島の勝野家に伝わる独特のお灸の民間療法。

木箱に川砂を敷き、その上につけた足跡の決められた場所に灸を据える、比較的シンプルな方法です。

 



その由来にはいくつかの伝承があり

特に四国に根付く弘法大師信仰との結びつきが強いとされています。
弘法大師から砂灸の方法を授かったという説のほか

修験者など医学的な知識を持った人物から伝えられた可能性も考えられています。

 



その後、勝野家では江戸時代中期ごろから秋分の日に砂灸が行われるようになり

最盛期には多くの人が訪れたと伝えられています。


つまりこれは単なる治療法というより、
「灸の民間療法+弘法大師信仰+地域に伝わる伝承」
が一体になって残ってきた風習と言えるでしょう。

 


「人ならぬものに灸をすえる」

昔、お灸は人の身体にすえるだけのものではありませんでした。


病気平癒を願って仏像や御神木に灸をすえたり

足跡に灸をすえたり。
一方では、嫌いな相手を模した藁人形に灸をすえる「

灸罰」のような風習もあったそうです。


たとえば愛媛県今治市では、観音像の背中のくぼみに艾を置き、病気平癒を願う習俗がありました。
願いがかなった後、お礼として灸をすえることもあったといいます。


また、狸が教えたと伝えられる灸の話や

御神木に灸をすえることで難病・奇病の平癒を願う伝承も各地に残っています。
現代では「熱刺激による治療」として説明される灸。


しかし昔の人にとっては、身体だけでなく、願い、祈り

ときには怒りまで託すものでもあったのでしょう。


灸の歴史をたどっていくと、医学だけでは説明できない日本人の暮らしや信仰が見えてきます。
 

────────────────────
ヒロ鍼灸マッサージ院
横浜市港北区(妙蓮寺・白楽)

完全予約制
受付時間 9:00~19:00

院長 國定 広丈  

〒222-0023  
横浜市港北区仲手原2-2-17  
TEL:045-439-1689  

【公式サイト】  
https://www.hilo89.jp/

ご予約・お問い合わせはこちらからどうぞ。
【ネット予約(24時間受付)】  
https://www.shinq-compass.jp/salon/reserve/438
【LINE(ご相談・ご予約)】  
https://lin.ee/oS55b09