有無の二見を一所に有と見る | 妙蓮寺白楽 ヒロ鍼灸マッサージ院 自律神経と不定愁訴に向き合う

妙蓮寺白楽 ヒロ鍼灸マッサージ院 自律神経と不定愁訴に向き合う

横浜 妙蓮寺 白楽にある鍼灸マッサージ院 自律神経と不定愁訴。悩みにとことん付き合うテーラーメード施術の鍼灸マッサージ院。優しい鍼と温灸でお待ちしてます。

 

「宮本武蔵の二刀流などの古流武術から学ぶ 

                鍼灸師として役にたつ剣術ワークショップ」

 

行ってまいりました。

 

講師の髙無 宝良 (たかなしたから・本名)先生には、もう何度も教えていただいているのですが

毎回、日本に古来から続く身体感覚や操作方に驚かされます。

 

素人集団ですから、どうしても目の前の動作に集中しがちで

他に気を配る余裕はなかなかありません。

 

そんな様子をみて

下の言葉を教えてくださりました。

 

 

有無の二見を一所に有と見る

 

元は仏教用語らしいのですが、これを武術の考えに置き換えると・・・

 

どうしても、剣先や剣の存在に気をとられてしまうが

剣以外の空間や、何もないところもボヤーッと均等に観る感じることが大切。

 

一箇所に集中すると身体が硬くなる

自由な動きができなくなります。

 

というお話でしたが

鍼灸にもあてはまる言葉でした。

 

患者さまを前にしたとき

気になる所、悪い箇所に集中するのも大切なのですが

全体をなんとなく眺めて、一箇所に囚われない事も非常に大切です。

 

鍼灸は局所治療ではなく全体治療なので

囚われない

という事を常に意識しないと、本当の原因が見えてこないからです。

 

持っているものは剣と鍼で違いますが

同じような身体感覚に向かうのですね。

 

面白いです。