大航海時代・・・
壊血病に苦しんだ話は有名です。
解決策としてはビタミンCの摂取が有効で
キャベツの酢漬けやレモン、ライムジュースなどで対策をとっていました。
レモンを新鮮なまま長期間保存はできないので、寄航先にレモンを植樹し、提供する代わりに代金を徴収していたそうです。
時代を経て、レモンと壊血病の関係を忘れていき
代金の支払いを渋り、新鮮なレモンが手に入らなくなって再び壊血病に悩まされたという話があるそうです。
重要なのは、この話が本当かどうかということより
普段の生活の変化で心身の不調に悩まされることがある。
ということです。
自律神経の失調で来院される患者さまのお話を伺う際は
不調になる前に
・仕事に変化があったか?
(転職・退職・転勤・部署が変わった・上司が変わった 等々・・・)
・私生活に変化があったか?
(引越し・結婚・離婚・死別 等々・・・)
を、なるべく伺うようにしています。
デリケートな問題でもあるので、いきなりですと話しにくい場合もありますから、身体の変化を実感していただいてから、うかがったりもします。
仕事と生活環境
この二つが生活するうえでほとんどを占めています。
逆に、この二つが在る程度充実していれば、
「病院に行っても、この不調の原因がわからない。」
という自律神経の乱れによる不調は少ないように感じます。
ただ、自分ではコントロールできない領域も多いので
なかなか平穏に暮らすのは難しいですね。
瞑想や趣味などでバランスを上手くとっている方もいらっしゃいますが
心身のバランスが大きく傾くと、自身での調整が難しい時もあります。
その際には、鍼灸という手段があることも知っていただきたいです。
心身の状態は身体に表れます
ツボだったり、舌だったり、お腹の固さだったり、脈であったり
そこを整える事によって、驚くほど身体は変化していきます。
本当に毎回、自分が驚いております。
鍼灸って不思議です。