鼻尖形成と鼻翼(小鼻)縮小〜手術の成功は見極めが大事〜
最近はTwitterがメインとなっていて、
更新ができていませんでしたが、
原点はやっぱりブログですからね。
つぶやき・・いや140文字以上を使って記事を書きますね。
今回は鼻の手術についてちょっと書いてみたいと思います。
鼻は顔の中心であり、鼻の整形を希望する方はとても多いです。
鼻の整形を希望する患者さんに対し、
私がカウンセリングをして感じるのは、
鼻尖と鼻翼(小鼻)の整形を希望する方が多いことです。
意外にも「鼻を高く(隆鼻)したい」と希望する方よりも多いのです。
ところでその鼻尖と鼻翼(小鼻)についてですが、
私の経験上、鼻尖から組み立てると、
鼻翼(小鼻)縮小をしなくていい場合が多いです。
逆に鼻翼(小鼻)を先に行えば、
高い確率で鼻尖部が太くみえてしまい、
鼻尖形成を行うことになります。
ご予算、ダウンタイムを考えると施術は少ない方がベターです。
そこで鼻翼(小鼻)縮小についてもう少し掘り下げてみましょう。
カウンセリングに行く前に、
自宅でできる以下のシミュレーションして確認してみましょう。
指で小鼻の付け根を内側に向かって軽くおしてみて下さい。
・正面から見て鼻孔が三角形にとんがってしまえばNG
・下からみて鼻孔の形が不自然になればNG
・鼻尖がより強調され団子鼻のようになればNG
シミュレートしてみてNGがでれば、
原則鼻翼(小鼻)縮小は行わないほうがよいでしょう。
術後鼻の形態、特に鼻孔の形態が不自然になります。
一方でシミュレートしてみて、
鼻翼(小鼻)縮小が可能な場合は、
その形態によって、術式が変わります。
小鼻は張り出し型(あぐらをかいたような鼻)と、すそ野広がり型があります。
張り出し型の鼻翼(小鼻)には外側法、
すそ野広がり型には内側法が良い適応です。
詳細はこちらで確認して下さい>>>小鼻縮小(鼻翼縮小)
最近では・・・
傷が目立つからという理由で、
全てのパターンに内側法を行う医師や施設があるようでが、
もし張り出し型(あぐら鼻)に内側法を行えば、
土偶のようになってしまいます。
特に正目からみて鼻孔の形態が三角形になってしまい不自然です。
さらに締めすぎると笑えなくなり、不自然さがますでしょう。
とにかくまずは自分でシミュレーションして、
カウセの際に医師に「おかしくなりませんか?」
・・・としっかり尋ねておくべきです。
最後に術後のケアですが、
鼻翼(小鼻)縮小を外側法、内側法のどちらでやっても、
術後は笑った時には反対方向への力が作用します。
つまり後戻りや傷が目立つようになります。
そこで両ほうれい線をまたぐように、
テープ固定を3〜6ヶ月、四六時中行っていれば、
綺麗な形態の鼻翼(小鼻)に仕上がる可能性が非常に高くなります。
*何故3〜6ヶ月?それは傷に可塑性(どうにでも変化する)がある時期だからです。
鼻尖と鼻翼の形成は、
適応さえ誤らなければ、
決して難しい手術ではありません。
丸山成一