痩身治療の考え方~外科的痩身治療 VS 非外科的痩身治療 | ヒルズ美容ステーション

痩身治療の考え方~外科的痩身治療 VS 非外科的痩身治療

***ご注意***

現在この施術は行っておりません(2024年7月記)

 

 

今回は医学的な痩身治療について説明します。

 

ダイエットは食事制限(最近では糖質制限)や、

 

ジムでのトレーニング、水泳、ジョギング、ウォーキングなど・・・

 

運動して脂肪を燃焼させることですが、

 

“継続できない” “つらい”
 
などなかなか思うように痩せない方も多いでしょう。
 
そのような方に我々は痩身治療を提供しています。
 
 
現在我々が行う痩身治療には、
 
脂肪吸引、ミニ脂肪吸引
 
②内服薬による痩
 
 マジンドール(一般名;サノレック◯)やサクセンダ(一般名;リラグルチ◯)
  *食欲を抑えて体重を減少させる内服薬。
 
 オルリスタット(一般名;ゼニカ◯)
  *排泄を促し体重を減少させる内服薬
 
③脂肪溶解注射(BNL◯)
 
④医療機器を使用した痩身治療
  *超音波により脂肪細胞を破壊させる方法や、脂肪細胞を冷却する方法があります。
 
 
などの外科的痩身治療①と非外科的痩身治療②〜④があります。
 
私が行っているのは①と④です。
 
②は依存性が高く使用していません。また③の効果に対しては懐疑的であり行っていません。
 
 
脂肪吸引やミニ脂肪吸引など外科的痩身治療は、
 
1回の治療で見た目の改善が期待できますが、
 
痛み、内出血、腫れなどが気になるところです。
 
 
一方で医療機器を使用した非外科的痩身治療は、
 
痛み、内出血、腫れなどはほとんどありませんが、
 
1回の治療で見た目の改善は期待出来ず、
 
改善するまでに複数回の治療が必要になることが多いです。
 
患者様の理想は、痛みや腫れがなく、
 
そして1回で見た目の改善が期待できることです。
 
現在の痩身治療では、まだまだ難しいものがありますね。
 
 
ところで私が特に力を入れているミニ脂肪吸引は、
 
全身麻酔の必要がなく、吸引範囲は1エリアが手のひらサイズですが、
 
一日最大4エリアまで吸引可能です。
 
流石に痛みや腫れはありますが、1回の治療で見た目の効果は期待出来ますが、
 
何より脂肪吸引のように全身麻酔で行わないために術後が楽です。
 
このようなミニマムな外科的痩身治療も今後需要が増えるかもしれません。
 
 
もう一つ私が行っている④の超音波を用いた非外科的痩身治療ですが、
 
超音波の振動により“脂肪細胞の細胞膜だけ”を破壊する器械を用いて行っています。
 
器械の原理ですが、下記のイラストをご覧下さい。


 

超音波が細胞膜だけを破壊するイメージは、

 

オペラ歌手が発声する“ある領域”の超音波とワイングラスが共鳴し、

 

その共鳴が一定値を超えてしまうとワイングラスが割れる現象に近いです。

 

つまり超音波器機から照射される超音波(オペラ歌手の声)が、

 

脂肪細胞の細胞膜(ワイングラス)と振動(共鳴)し、

 

その振動(共鳴)により中の脂肪細胞膜(ワイングラス)が壊れて(割れて)、

 

細胞質(ワイン)が流れる(こぼれる)現象です。

 

この現象によって一つの一つの脂肪細胞が減少し痩せるわけです。

 

ちなみに私は自分のお腹に超音波を照射し、

 

照射した部分をBiopsyして病理組織検査に提出しました。

 

結果は脂肪細胞膜が破壊されている病理組織像を確認しています。

 

 

ところで痩身器機が発振する超音波は、脂肪細胞以外の細胞には作用しません。

 

というのも脂肪細胞は、血管や神経の細胞に比べ非常に巨大であり、

 

この超音波の“小さな細胞には共鳴しない”性質を利用しています。

 

そのため超音波を照射しても、

 

血管や神経の細胞は破壊されないために、

 

出血や痛みがないわけです。

 

実に理にかなっています。

 

 

では最後に、

 

超音波によって壊れた脂肪細胞はどこにいくのかというと、

 

リンパ管などに吸収され、体外へと排出されます。

 

一度壊れた細胞は修復されないので数は減ります。

 

また運動を併用するとリンパの流れが良くなり、

 

相乗効果が生まれ痩身がより進みます。

 

 

 

 

ダウンタイムはあるけど1回の治療効果が高い外科的痩身治療か、

 
それとも
 
1回では治療効果は乏しいけど、
 
ダウンタイムのない非外科的痩身治療か、
 
しっかり検討して下さい。
 
          丸山成一