シミ治療~私にむいている治療は?②~
前回の“シミ治療の選択”の続きですが、
少しおさらいをしておきます。
下の2症例をご覧下さい。
症例Aは右頬に大きなシミが一つあります。
一方、症例Bには頬に複数のシミがあります。
前回に説明したように、
レーザーはシミだけの治療で肌色のテープが必要となり、
浅いシミから深いシミまで深さに関係なくシミ治療が可能です。
一方でフォトフェイシャルは、
テープを貼る必要はありませんし、当日からお化粧も可能です。
また肌質改善や毛穴などの治療ができることも魅力です。
ただし、温熱治療の特性上深いシミは取れないので、
必ず取れるシミと、取れないシミがでてきます。
以上のことから、
症例Aは単発のシミで、患者様も肌色テープを貼っていいということでしたので、
Qスイッチルビーレーザーを使った治療を選択しました。
治療は約5分程度で、冷す時間は10~15分になります。
肌色テープは2~3日に1回自分で張り替えをしてもらいます。
またテープの上から洗顔も、お化粧も可能です。
1回のレーザー治療後ですが、
少し痕跡のようなものはありますが、
とてもきれいにシミが取れています。
次に症例Bは、
複数のシミがあり、
そんなにたくさん肌色テープを貼れないということもありましたので、
フォトフェイシャルを使った選択しました。
いくつかのフィルターを入れ替えることで、
肌質の改善やシミの治療などが可能です。
治療後5~7日の間シミの部分が黒くなりますが、
お化粧が当日から可能ですので、
患者様はその黒い部分をお化粧して隠されます。
くすみが取れ、肌全体が明るくなり、
また肌質の改善により肌がなめらかになっています。
患者様はお化粧の“のり”が良くなったと実感されています。
しかし、取れていないシミがあることも事実ですね。
患者様はとても満足されていますが、
今後は残っているシミが気になるようであれば、
シミだけをレーザーで治療しても良いですし、
テープを貼るのが嫌で、肌質の改善も同時に行いたいような場合は、
フォトフェイシャルでゆっくりきれいにしていくことも良いでしょう。
シミの治療と言っても、
自分にはどのような治療がむいているのか!?
しっかり説明を聞いて、
よく考えてから治療を受けましょう。
丸山成一
※before & afterの画像についてのご注意
写真はあくまで参考画像であり、症例により効果や満足度は異なりますのでご了承ください。
※リスク・副作用・合併症
発赤、疼痛、炎症性色素沈着、色素脱失、水疱形成、火傷(傷の肥厚・陥凹、ケロイド形成)、
自分が想像していた結果(しみが取れないなど)と異なるなどが考えられます。
※この記事は2012年に投稿されました。最新の情報はクリニックまで直接お問い合わせください。