意外に知らない・・・瞳の色のお話
瞳の色
あなたは何色ですか?
瞳の色の違い・・・
気になったことはありませんか?
無いものねだりで
緑色・・・
青紫色・・・
素敵だな~~~と
憧れたことはありませんか??
私たちの目には
目に入ってくる光の量を調節する役割を持っている
虹彩 (こうさい)
という膜があります。 ( 角膜と水晶体の間にある薄い膜です。 )
この虹彩の色を
一般的に 瞳の色 と呼んでいます。
そして
その虹彩の色は
やはり
メラニン によって異なるのです。
実は・・・肌や髪と同じなんですね。
虹彩の色は遺伝的な身体的特徴(*)です。
(*) ヒトの目の色のバリエーションは虹彩の中のメラニン色素の割合によって決定されます。
両親から受け継ぐ遺伝子が影響して現れる遺伝性の身体的特徴の1つ。
2つの主要遺伝子とマイナー遺伝子など2つ以上の遺伝子が影響していることが知られています。
また、
ヒトの場合
虹彩の模様が個体によって違いがあるようです。
この違いを利用して個人認証を行なう場合もあるそうですよ~~~
いわゆるセキュリティーで、指紋のようなものですね!
《 瞳の色のバリエーション 》
・ ブラウン (濃褐色)
最もメラニン色素が多く、どんな人種にも見られる世界で一番多い瞳の色です。
ダークブラウンは概して黒と見られる場合も多く、
アフリカ系、アジア系に多く、日本人の大半がブラウンに属する瞳の色を持っています。
・ ブルー (青)
世界でブラウンの次に多い瞳の色です。
北ヨーロッパに多く見られ、フィンランド、リトアニア、アイルランド、イギリスなどに多く見られます。
存在するメラニン色素はユーメラニンです。
メラニン色素は生後数年のうちに形成されるため、
生まれた当初はブルーでも、環境次第で暗くなっていくこともあります。
・ ヘーゼル (淡褐色)
ブラウンとグリーンが混ざった色で、時として複数の色に見えることがあります。
アメリカやヨーロッパに多く見られます。
・ アンバー (琥珀色)
イエロー、ゴールドのほか小豆色や銅色が混ざった瞳の色です。
狼の目にアンバーが多いため、Wolf eyes とも呼ばれています。
・ グリーン (緑)
適度なメラニン色素によって形成されています。
北ヨーロッパの特に、アイスランド、スウェーデン、デンマーク、ノルウェーなどに多く見られます。
また南ヨーロッパ、中東、中央アジアにも多少見られるようです。
・ グレー (灰色)
ブルーよりも ややメラニン色素の量が多い瞳の色です。
時としてダークブルーと呼ばれます。
白人に多く、ロシア、フィンランド、バルト海沿岸の国に多く見られます。
・ バイオレット (青緑色)
極めて稀な色で、バイオレットの色はレッドとブルーの混合と反射によって形成されます。
メラニン色素が少ないため、もともとのブルーと血液の色が混ざって、
バイオレットになると考えられています。
・ レッド (赤色)
レッドの目を持つものは非常に少なく、その数は人類の人口の 0,001% 。
大量の色素の欠如か血液の色によるものと考えられています。
瞳の色のお話・・・
色んな国の人の目をみるのも楽しいかもしれません!!!
*日本国内での報告としては、宮城県北部において青や緑の虹彩をもつ人、
九州地方に淡褐色の虹彩をもつ人が確認されているようです。
Ns 2号