目の上の脂肪(眼窩脂肪)除去
今回は目の上の脂肪除去のお話をしましょう。
日本人は腫れぼったい目をしていると言われています。
目の上が腫れぼったくなる原因は様々ですが、
その1つとして、目の上の脂肪が上げられます。
その目の上の脂肪には、
①眼窩脂肪や、②roof(ルーフ;隔膜前脂肪)があります。
これを改善するためには、
基本的には切開して脂肪を少し取り出す必要があります。
しかし、患者様の中には
「そんなにたくさん切りたくない!」・・・
・・・とおっしゃる方もおられます。
roof(ルーフ;隔膜前脂肪)は切開しないと取り出せませんが、
眼窩脂肪は、小さな穴(約2mm)から取り出すことができます。
では、イラストと写真でご紹介しましょう。
上のイラスト①は「上まぶた」の断面図です。
施術は局所麻酔で行います。
もともとの二重のライン上に、約2mmの穴を開けます。
そこからイラスト②のように指で軽く上まぶたを押しながら、脂肪を取り出します。
脂肪の中を走る毛細血管を丁寧かつ確実に止血し、慎重に取り出します。
この操作を確実にすることで、施術後の腫れが少なくなります。
穴のところは縫合しません(イラスト③)。
希望があれば、この操作の後に、
挙筋法(埋没法);二重まぶたを行うこともできます。
小さな穴からでも、
脂肪を除去することは可能です。
丸山 成一
※before &afterの画像(イラスト)についてのご注意
イラストはあくまで参考画像であり、症例により効果や満足度は異なりますのでご了承下さい。
※リスク・副作用・合併症
内出血、腫脹、左右差、糸がゆるむ、糸が外れる、浅い重瞼線、深い重瞼線、不整な重瞼線、糸を通す部分の数㎜の白い瘢痕(傷跡が残る可能性があります)、陥凹、頭痛、目の奥の痛み、自分が想像していた結果と異なるなどが考えられます。