うどんパーティをした話 | 明るい家庭菜園

明るい家庭菜園

なんとなく生きてきて何とかなってた私が、なんとなく畑を持ち、なんとなく家庭菜園をしている経過の報告。参考にはなりません。

コレステロール値が高く、脂質異常症と言われている私。

日頃、脂質糖質を控えて生きている私。

 

やだー。太っちゃったーきゃははーという、生半可なダイエット目的ではない。

生きて行くための必死な作業。

そう、脂質糖質を控えて生きている私。

 

だがしかし、世の中の旨いものは脂質と糖質、いわゆる白いもので出来ている。

 

半年くらい脂質糖質を控えて生きていたが、人間無理をすれば反動が出るもので、最近は元の生活に戻りつつある。

鶏のむね肉を買っていたのが、もも肉を買うようになってしまったように。

ちょっとずつ脂質が増える日常。

 

このままではいかん。脂質と糖質を制限して生きて行かなければ。

気を引き締めて暮らしていこう。と思ったのに、その直後から頭から離れなくなった。

白い、そう真っ白い彼。

 

そう、彼の名は、うどん。

 

真っ白でつるつるしていて、大して噛まないでもいけちゃうから、食べたか食べてないか分からないままに、するするするする食べてしまう、うどん。

しかもそれだけだと物足りず、更に脂モノも道連れにしてしまう。まさに、罪な奴。うどん。

 

そこから私は、うどんのトリコ。

 

仕事中にもうどんの事を考え、白米を食べながらもうどんの事を考えてしまう。

寝る前にもうどんの事をあれこれ思い浮かべながら寝てしまう。

 

あら、これは恋?

もうこうなったら、避けるのではなく、正々堂々向き合おう。

我慢しないでうどんをとことん食べるしか解決策がない!気がする。

というわけで、白い魔物、うどんパーティをすることにした。

 

夫に言う。

『今度の土曜日、うどんパーティするから!!』

 

夫が言う。

『うどんパーティって、何するの?』

 

私は言う。

『うどんと、薬味てんこ盛りと、うどんに合うおかずをたくさん食べるの。』

 

夫が言う。

『ただのうどんじゃん。パーティじゃないじゃん。』

 

妻とうどんの、ハードルの高い恋の行方に水を差す、恋心の全く分かっていない夫。

 

でもまあ、そんなことはどうでもいい。我々の恋に障害物など何もない。

そうと決まれば、仕事中に、うどんパーティの脳内シュミレーションをし(仕事は?)、迎えた土曜日。準備は万端。

 

まずは朝から買い出しに出掛ける。

 

うどんは、生活に疲れた主婦の味方。業務スーパーで購入。

 

主婦の恋心は一切分からないが食べることには熱心な夫のリクエスト

『細麺がいい。稲庭うどんってやつが一番美味いんだよ、うどんは。』により、細麺と普通麺の2種類を購入。

 

うどんパーティだからと、高級冷凍うどんを買わないあたりが、生活に疲れた主婦の選択。

安くてそれなりに美味しい。ありがとう。業務スーパー。

 

その他スーパーに寄り、必要食材を買い込み帰宅。

部屋で何かしている夫。ダラダラと遊んでいる子供をよそに、ひとりで買い出しに行き、重い荷物を家に運び込む私。

 

そう、これは私のうどんパーティ。

家族みんなが非協力的でも、私がやりたいからそれでいい。

 

という訳で、パーティの準備を開始する。

 

前回旅行に行った時に買った出汁。

あごだしって最高だよな。と思いながら南房総で購入した出汁パックを煮出し、めんつゆを作成。

 

 

プロじゃないけど使う、白だしをブレンド。この白だし美味しい。

あごに地鶏に昆布、カツオ。最強ではないでしょうか。

 

普通のめんつゆがいい。という子供のリクエストにもこたえ、普通のめんつゆも作成。

 

はい、めんつゆも二種類完成です。

 

さて次は、薬味に取り掛かります。

畑で掘ってきた長ねぎ。

 

スライサーで千切りにして。

 

なんか思ってたのと違うサイズ感だが、細かいことは気にしない。

 

ついでにしょうがもぶち込んで

 

すりおろし金でおろす、と想像すると途端にやる気がなくなるが、機械なら一瞬。

 

はい、薬味も二種類出来ました。

 

そして、普段は絶対買わないが、お年賀でもらったのでこいつを使います。

 

天ぷらなんてもう、コレステロールの強敵。危険極まりない敵ですが、もう今回は許容です。

ちなみに天ぷらは一度失敗してからもうずっと封印してきた料理。

 

だけれども、うどんに合う料理って何かしらと思ったら、天ぷら以外思い浮かばなかったので、許容です。

 

家にあるさつまいも、買ってきた椎茸とヒラタケを揚げましょう。

隣でうどんも茹で始めましょう。

ああ。お久しぶりの揚げ油!

 

隣同士で水と油!危険!色んな意味で危険!

 

天ぷら液?の残りに青のりをぶち込んで、ちくわで撫でるようになすりつけ。

 

天ぷらも揚がりました。

 

天ぷらが思いのほか簡単で、冷蔵庫の中の適当なものをなんでも衣つけて揚げたい衝撃に駆られたが、やりすぎるとよくないので、こんなもので終了。

 

集合する家族。

うどんは細い麺の方が、食べやすくて美味しいね。という話をしながらひたすらうどんをするするするする食べて。

 

ごちそうさま。と散り散りに消える家族。

 

一人で丸亀製麵行ったほうが良かったかもしれない。とふと思った。

週末のうどんパーティ。