生きていると不条理な事や 理不尽でどうしても納得のいかない事に出くわす事がある。
それは何の予告も無く、ある日突然やってきたりする。
そうなると 『なんでだよっ!? ワケ分かんねえよ!』 と
自分の身の周りで起きている出来事が理解できなくて、
パニックになり、心が折れそうになる。
オレが19歳の時 そんな状況に遭遇した事がある。
それはホントに突然で、自分ではどうしていいか分からず
すぐに友人に電話したのを憶えてる。
もし一生で流す涙の量が決まっているのであれば、
オレはあの時に一生分の涙を流したと言い切れる程泣いた。
暫くは事あるごとに その理不尽な出来事が脳裏をよぎったりして、
自分を節する為にテレビを見なくなったり、映画を観なくなったり。
『楽しい』 と思える事から意識的に距離を置くようになった。
そんな時、ふさぎ込んでいるオレを見かねた母親が オレを買い物に誘ったり、
友人が「芝居観に行こう」と言ってくれたり。
何となく時間を掛けて、元の生活に戻って行った。
傷から流れ出るものが、やがて固まってカサブタになって剥がれ落ち、
皮膚が再生する様に。
でも傷痕を見れば、それは確かにそこにあって、思い出すんだよね。
「ああ、この傷は確かあの時の」 って。
そう思えるまで、えらい時間がかかるし、
時間が全てを元通りにしてくれるワケでもないけれど、
そうやって傷痕を眺められるようになるまでには
色んな人達に支えられてきた。
甘えたりもしました。
だからね。
大事な友達の君に何かあったら 飛んで行くから。
大した支えになれるかどうかは 分からないけど。