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一年生になって最初の授業参観に、父と再婚相手の《ママちゃん》が来てくれました。
 
今まで幼稚園の行事や付き添いは、
祖母か、A伯母さんが従姉妹のEちゃんと合わせてやってくれていたので、
 
『《お父さん》《お母さん》が観に来てくれるというただそれだけの状況が、とても嬉しかった(^^)
 
 
父もママちゃんもバッチリ決めてて、ピカピカ光って見えた。30~40代の周りの保護者の中で明らかに20代のママちゃんはクラスメートの注目の的で、
 
わたしは単純に家族を褒められるのが嬉しくて、有頂天になっていたと思う。
 
 
わ「あのキレイな人、わたしのお母さんなの(*^▽^*)!」
と、言いまくってしまった。
 
☆余談(注・小学生になってからやっと『わたし』と『あなた』の使い分けが出来るようになりました………)
 
クラスメートが何人か顔をしかめていたのを、気分が悪いのかな?くらいにしか思っていなかった。
 
 
授業参観が終わった後、
 
「全然顔、似てないじゃん!!」
 
「1人だけ若すぎるし、おかしいんじゃない?」
 
 
わ「新しいお母さんだから、若いんだよ~( ´艸`)」
 
 
「それ、ジマンするの、おかしい!ってうちのママが言ってたよ~(-_-#)」
 
わ「え?だって、本当のことだし……、新しいお母さんと結婚式あげた時、たくさんの人がお祝いして、喜んでくれたよ。
コソコソして、恥ずかしいことはしてないよ(・_・;)」(心の声…『おかしい?』って何?再婚して新しいお母さん喜ぶのはおかしいの?変なことしてないよ?)
 
「だって、本当のお母さんじゃないんでしょ!それ、ズルいじゃん。
そんな事ジマンするのは恥ずかしいって、うちのお母さん言ってたもん!」
 
「うちも言ってた。うちが普通の家で、☆☆(わたしの旧姓)さんの家がだって。」
 
「生んでくれた本当のお母さんの事追い出して、新しいお母さんの事良く言うの、かわいそうだと思わないの!?」
 
胸がキュッと縮まった。
 
 
「☆☆さんって、冷たいんだね」
 
「本当のお母さんがかわいそう(>o<)!」
 
思いがけない非難の声に訳がわからず、どう言ったらいいか判らず、
わたしは口をつぐんだ。
 
ただ自分が、全く記憶に残ってないお母さんを『可哀想』とみんなが口を揃えて言うことをしでかしてしまった……と、罪悪感を覚えた。
 
 
家に帰ってから祖母に話したら、
 
「普通の人は、一度しか結婚しないんだよ。嫌なことがあっても、お母さんは子どもの為に我慢して、離婚だってよっぽどじゃないとしない。あたしだって、おじいちゃんと相当ケンカしたけど我慢したしね( ̄^ ̄)
離婚する事じたい、こらえ性が無いと思われるんだよ。
……ただ、うちの場合は、A夫が悪かったからね」
 
祖母の話しは、当時のわたしには難しかった。
 
「うちは、他の家と違うんだよ。学校の先生にはうちの事情もあんたが未熟児だったことも伝えてるけど、他のクラスメートは誰も知らない。
自慢出来る話しじゃないし、恥かくだけだから、もう話すんじゃないよ」
 
言い捨てて、祖母はテレビのワイドショーを観ることを再開した。
 
 
 
…………わたしの家は、恥ずかしい家で。
ふつうじゃ無くて。
………わたしも、ふつうじゃない生まれで、恥ずかしい人間なのだろうか。
 
 
 
 
希望に満ちていたはずの小学校生活に、ポツリと黒い墨が滴り落ちた出来事だった。
 
 
 
 
 



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