わたしより2ヶ月早く産まれた『従姉妹のEちゃん』とは、姉妹のように過ごしました。
Eちゃんのお父さんは単身赴任状態で、父のお姉さんであるA伯母さんは、Eちゃんと一緒に実家の一階で暮らし、幼稚園も同じ所へ通いました。
毎日遊び、毎日ケンカし、毎日仲直りをしました。
自閉気質のわたしを、Eちゃんはプリプリしながらよく放って置かなかったと思います(・_・;)。
周りから見ていると、ささいな事で口論になり、怒涛のトークで言い負かそうとするわたしに対し、腕力で最終的に決着をつけるタイプのEちゃん。
時代は、歌手の《ピンク・レディー》の全盛期。
わたしとEちゃんはTV番組をチェックして、《ピンク・レディー》の新曲が発表される度にTVにかじりつくようにして歌詞と振付を覚えました。
当時はTVを録画するなんて事も開発されて無いので、ひたすら出演している番組を片っ端から観てました。
歌の歌詞が字幕で流れるのも稀だったので、だいたい2回観れば覚えられて、3回目で定着させて二人で《ピンク・レディー》メドレーをやって親戚の人達に披露してました(*^_^*)
『好き』のパワーの記憶力と集中力の結び付きは強いですね~!
A伯母さんは、わたしとEちゃんを分け隔て無く愛情を注いでくれた人で、
動物園や遊園地。大きくなったら海水浴やキャンプ、温泉旅行などたくさん家族同然で子どもが喜ぶ遊びに連れて行ってくれました。
祖母の決め台詞で
「言うこときかない子はウチの子どもじゃないから、Eちゃんちの子になっちゃいな!」
というのがありましたが。
わたしにとっては願ってもない話しで、
本当にA伯母さんに
「Eちゃんちの子どもに成りたい」
そう何度もお願いした思い出が残されています。
『母親』を知らないわたしにとって、育ての母親のような頼もしく、優しい存在でした。