予算決算委員会 更に酷い答弁 | 亀山市議会議員 伊藤彦太郎

予算決算委員会 更に酷い答弁

今日から2日間、予算決算委員会の審議。

勇政の総括質疑を任されたこともあり、本日の初日に4番目に登壇した。

総括ということで、一般会計および病院事業会計の総括に加え、主要事業の個別評価シートの内容について質した。

評価シートについては、小野白木線整備事業、中学校全員喫食制給食実施事業、新庁舎整備事業の3点について取り上げたが、特に給食実施事業に対する市の答弁は更に酷い答弁となっていた。

給食実施事業については、令和4年度に給食センターの建設地および手法の検討となっていたが、その検討の過程で、既に取り上げた、6つの候補地の「適地でない」という点を何としても、取り上げないといけないと思っていた。
9つの評価の内、一つ△だったことを除いては、残り全てが◎という申し分ないものだったに関わらず「適地でない」と判断された場所「エ」について、その評価を覆した理由は何だったのか、ということだ。
ちなみに、最低の評価だった中部中敷地内が何故「適地」のようにされていたのか、ということ。

理由としては、エが適地でない、と判断されたのは、「どれが悪いということではなく、全体として(総合的に)適地でない、という判断だった」ということだった。
全くもって合理性に欠ける回答で、答えになっていない、と言わざるを得ない。

更に、「参考程度に挙げただけ」と最初から採用するつもりなど毛頭なかった、と言わんばかりの回答。

それなら、「参考程度」のものについて9項目も4段階で評価したのは、全くもって無駄な作業と言わざるを得ない。そんな参考程度のものを、教育委員会の委員にも聞かせたことは明白で、そんな無駄な時間を教育委員にも使わせたということにもなる。

こんな検討を続けていたとすれば、1年間、何をやっていたのか、ということになる。

しかも、これについての評価が、A~Cまでつけるべきところを、空欄になっている。

これについて、成果が出せなかった以上、Cではないか、と指摘したところ、「ハード事業は、ハードが完成して初めて評価することになったので」と信じがたい言葉が返ってきた。

ハード事業、つまり、給食センターを建設する、という事業だった、というのだ。
本会議で、教育委員会事務局と、市長が口をそろえて「あくまでも完全給食の実施事業であって、給食センターの建設事業ではない」とハード事業でないことを、強調していたに関わらず、である。

これらのことを考えると、完全給食実施に向けて、最初から給食センターを建てるつもりなど、無かったのだ、と思わざるを得ない。

ちなみに、ハード事業については、評価しない、というのなら、「リニアに関する評価だってリニアが開通して初めて評価できる」ということになる、と服部議員が言われていた。
なるほど、全くその通りだ。

他の事業も見てみたら、ため池の改修事業も、令和5年度にも実施する、となっているのに、Aという評価がちゃんと入っている。これもおかしいことになる。

とにかく、答弁の一つ一つに整合性がなく、説明も支離滅裂で、これでは審議のしようがない。

SDGsと、持続可能な市政運営とか言っているが、このような仕事の仕方がまかり通っているような市に明日は無い、と言わざるを得ない。