「遺言」に関するセミナーを開催しました!
本日は、熊本市東区の東部はつらつ交流会館 にて「覚えておきたい 相続・生前対策の基礎知識」という題目で、今当事務所でも相談内容の多いひとつである「遺言」について講演させて頂きました。
今回のセミナーも20名以上の方にご参加頂きました!
ご参加頂きまして本当にありがとうございます。
なかなか遺言の作成に一歩が踏み出せない!?
セミナー後にこんな感想を頂きました。
「遺言を作ってみたい(作った方が良いと思う)が、何から手をつけていいのか分からない」
「遺言を作った方が良いと思うが、なかなか取り掛かれずにいる」
では、遺言を作成したい(作成しなければならないと思っている)が作成しないままでいるとどうなるでしょうか?
「遺言能力」がない方が作成した遺言は「無効」になる
遺言は「法律文書」のため、遺言を作成するには「遺言能力」が必要となります。
「遺言能力」とは、遺言者が遺言事項を具体的に決定し、その遺言によって自分が亡くなった後にどのような結果をもたらすのかを理解できる能力のことをいいます。
つまり、「誰にどのような財産をどのくらいの割合で相続(遺贈)させるのか」が理解できていないといけません。
遺言能力のない方が作成した遺言は無効となります。
そのため、遺言者に認知症やその疑いがある場合には、後日、遺言能力の存否を巡って遺言書の有効性が争われる可能性があります。
また、例えば「争族(相続人同士で揉める)」ことを避けるために遺言を作ろうと思っていたが、認知症や病気などで「遺言能力」を喪失すると、遺言そのものが作成できなくなります。
遺言作成への第一歩として何から始めれば良い?
当事務所では、遺言作成の第一歩として「財産の棚卸し」をおすすめしています。
「財産の棚卸し」とは、端的にいうと、自分の財産を把握することです。
遺言書を作成する前に、預貯金以外にも有価証券や不動産などの財産がどこにどれほどあるのかを把握しましょう。
不動産(土地・建物)がどこにどれぐらいの広さの土地があるのか?
どこの銀行にどれぐらいの預金があるのか?
これらを把握することがスタートとなります。
不動産などを把握する場合は、市町村役場の税務課で名寄帳(固定資産証明書)を発行して頂くことで把握することができます。
他にも有価証券の場合は、証券会社のお手紙などを保管しておくだけでも、どこに有価証券があるのか把握できるヒントとなります。
財産の棚卸しが終わったら、相続人関係を整理しておくことで、自分が亡くなった場合に誰が相続人となり得るのかなどを確認します。
これらは戸籍を収集することで確認します。
「財産の棚卸し」と「相続人の関係」の2つが把握できてくると、先ほどアンケート結果にあったように、
「うちは不動産が多いな」
「転勤族だったから地方銀行の口座があちこちにあるな」
「前妻との間に子どもがいるので、その辺も検討する必要がある」
という感じで、「財産の棚卸し」を行うことで、ご自身の相続に関する問題点などが浮かび上がってきます。
遺言に関するご相談は当事務所までお気軽にご相談ください!
遺言に関することは、お近くの行政書士・司法書士などの専門家にご相談してみてくださいね。
当事務所でも毎週土曜日の午前中に無料相談会を、また熊本県内各地域で出張相談会も開催していますので、お気軽にご相談ください!
遺言書勉強会を毎月開催しています!
当事務所では、毎月遺言書勉強会は熊本市 中央公民館にて開催しております。
参加費は無料です。
遺言作成のきっかけ作りにしてみませんか!?