お城は好きですか? その2
暑さも和らぎ、旅行の秋にふさわしい気温になってきました。
今回は佐賀県の佐賀城をご紹介します。
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佐賀のお城といえば唐津城や名護屋城が有名ですが、佐賀藩主鍋島氏の居城であるこの佐賀城も忘れてはなりません。
元は鍋島氏の主家である龍造寺氏の居城でしたが、鍋島直茂公が実権を握るようになり、江戸時代に正式に鍋島氏が藩主として認められた後は、明治時代まで鍋島氏の居城であり続けました。
この佐賀城は平地に建っているため、守りを固めるために、水堀と木で囲われていたようです。
有事の際は敷地を水に沈めるためとも、木で囲われているためとも言われますが、別名として「沈み城」とも呼ばれています。
かつては天守や櫓等も存在しましたが、火災や戦火で大部分が失われ、現存する建築物は鯱の門と続櫓のみとなっています。
藩祖と呼ばれる直茂公は、化け猫騒動等で悪い意味で有名な武将ですが……私はとても好きな人物の一人です。
「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」で有名な『葉隠』にも、直茂公をはじめとする人物たちのエピソードが載っていておもしろいですよ。
鍋島氏の痕跡は佐賀市内各所にあるので、是非訪れてみてください。
私は数年前に自転車で一日走り回りましたが、できればバイクか車で行かれることをお勧めします。