何と読むでしょう? | 司法書士法人 小屋松事務所 スタッフブログ「転ばぬ先の杖」

何と読むでしょう?

司法書士事務所の業務で地図(字図)や登記簿謄本を確認することが多いのですが、そこに出てくるのは地名。

 

地名の中には難読な地名や読めないものもあったりしますよね。

 

当事務所の中でも「この地名は何と読むんだ?」という質問が飛び交うこともあります(笑)

 

北海道の「和寒」や大阪府の「放出」山口県の「特牛」など全国には難読地名が沢山あります。

 

勿論、熊本市内にも難読な地名があります。

 

今回はそんな熊本市の難読地名をクイズ形式で出題!

 

是非、チャレンジしてみてください(地元の方なら知ってて当然!?)!

 

 

 

【熊本市の難読地名(何と読むでしょうか?)】

(1)九品寺 (2)杉塘 (3)段山 (4)蔚山町

(5)神水 (6)花畑町 (7)画図 (8)新南部

(9)東京塚 (10)小島 (11)城山大塘

(12)柿原 (13)良町 (14)八分字

(15)海路口町 (16)銭塘 (17)八景水谷

(18)楡木 (19)四方寄町 (20)鐙田

 

 

 

(※正解は下へ↓)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【正解&一部解説】

(1)九品寺「くほんじ」(熊本市中央区)

九品寺には熊本公証人役場があり、公正証書遺言の作成や会社の約款の認証の手続などで当事務所の所員もよく足を運ぶ場所の一つです。

 

(2)杉塘「すぎとも」(熊本市中央区・熊本市西区)

熊本市電の電停にもなっている杉塘。場所は中央区と西区の境目です。電停の健軍町方面乗り場は西区、上熊本駅前方面の電停は中央区に位置してます。地名は付近を流れる井芹川に杉の植えられた堤防があったことに由来してるそうです。塘という字は、堤や土手のことを指すようです。

 

(3)段山「だにやま」(熊本市中央区)

明治時代初期までは、東側の藤崎台から西側の島崎まで低い台地となっており、それを「段山」と呼んでました。市電の線路を通すため開削し現在は平地となってます。

 

(4)蔚山町「うるさんまち」(熊本市中央区)

現在は、新町という地名ですが、その昔、文禄・慶長の役の際、加藤清正が陣取った蔚山、あるいはそこから連れてきた人々を住まわせたことにちなむと言い伝えられているとか。熊本市電の蔚山町電停は、藤崎台県営野球場の最寄り駅でもあります。実はこのクイズの(2)の杉塘から(4)の蔚山町までは、熊本市電の電停の並び(杉塘 → 段山町 → 蔚山町)でした(笑)3駅連続難読地名でした。

 

(5)神水「くわみず」(熊本市中央区)

昔、神水泉という湧き水があったことが由来だそうです。熊本市電の神水電停があり江津湖へのアクセスが近いです。

 

(6)花畑町「はなばたちょう」(熊本市中央区)

昔、藩主の邸宅、政務の中心であった格式高い花畑屋敷に由来。この「花畑」という地名は面白くて福岡市の人に読み方を尋ねると「はなはた」と言われ、久留米市の人に尋ねると「はなばたけ」、熊本市の人に尋ねると「はなばた」と返ってきます。

 

(7)画図「えず」(熊本市東区)

江津という地名があって画図という地名もあります。しかも隣同士なので、電話でやり取りする時に時々混同することがあります。「熊本あるある」ですね(笑)混同しないように画図の方は「がずのえず(絵画の画から)」と呼んでます。他にも北区に龍田(たつだ)という地名があるのですが、そこにある山は立田山(たつだやま)と書き、JRの駅は「竜田口(たつだぐち)」です。混同しますよね(笑)

 

(8)新南部「しんなべ」(熊本市東区)

東バイパスと北バイパスが交わる交差点(地元じゃない方は何のこっちゃ?の話ですよね…すいません!!)があり交通量が多いです。大津町の法務局や菊陽町・大津町に外出して帰社する時間が帰宅ラッシュと重なると必ずと言っていいほど大渋滞に巻き込まれます(笑)この辺りは南部を“なべ”と読む地名が多いです。ほかにも上南部(かみなべ)や下南部(しもなべ)といった地名があります。

 

(9)東京塚「ひがしきょうづか」(熊本市東区)

“とうきょうづか”ではありません。隣の地名が京塚です。京塚の東にあるから東京塚です。難読というより区切り方が分かれば読める問題でした。

 

(10)小島「おしま」(熊本市西区)

熊本市西区の坪井川と白川の河口近くに位置します。付近には西区役所があります。なので熊本市西区の小島は「こじまじゃない!おしまだよ!!」ですね(笑)

 

(11)城山大塘 「じょうざんおおども」(熊本市西区)

周辺には今年の春のセンバツ(高校野球)で県内初の21世紀枠で初出場を果たした熊本西高校があります。

 

(12)柿原「かきばる」(熊本市西区)

周辺には「くまもと水の迎賓館 お手水の森」という加藤清正も度々訪れたという平成の名水百選でもある湧水「お手水(おちょうず)」を利用した、マス釣りや散策が楽しめるスポットがあります。また2017年の3月に熊本環状道路の花園ICの利用が開始されました。

 

(13)良町「ややまち」(熊本市南区)

周辺は住宅地が広がります。付近には浜線健康パーク(田迎公園運動施設)があり、武道場・体育館・室内プール・テニスコート・野外広場(サッカー場・ソフトボール場)がありそれを囲むようにジョギング・ランニングコースがあります。

 

(14)八分字「はふじ」(熊本市南区)

周辺は住宅街と田園風景が広がってます。アクアドーム熊本の南~南西部の地域です。

 

(15)海路口町「うじぐちまち」(熊本市南区)

有明海に面してます。周辺は干拓による田園が広がります。

 

(16)銭塘「ぜんども」(熊本市南区)

江戸時代の熊本藩の手永名が由来。手永制という行政制度で、領内を「手永」と呼ばれる行政区画に分けて村を束ね、責任者として惣庄屋を置いた。銭塘手形が地名の由来。現在の熊本市の南西部・宇土市と富合町の北西部の一部にあたる区域です。周りは田園風景が広がります。

 

(17)八景水谷「はけのみや」(熊本市北区)

“はっけいみずたに”と呼んでしまいそうですよね。江戸時代の肥後藩・3代藩主の細川綱利は、ここ八景水谷の清泉を愛して茶屋をつくり、茶を楽しみながら名称八景を選んだとか。綱利が愛した八景は「三嶽青嵐、金峰白雪、熊城暮靄、壺田落雁、浮島夜雨、龍山秋月、亀井晩鐘、深林紅葉」で、八景水谷の地名は、谷水が出る「吐け(ハケ)」という地名に、綱利が八景を詠んだことが重なったことに由来するとか。

 

(18)楡木「にれのき」(熊本市北区)

植物の楡の木と何か関係があるのかもしれません。昔、楡の木が多く植わっていたとか。ちなみにヨーロッパでは楡と葡萄は良縁の象徴とされるそうです。あまり関係ない話ですが。

 

(19)四方寄町「よもぎまち」(熊本市北区)

今の北バイパスの起点となる交差点は、この四方寄町の交差点からスタートします。近くには北消防署があります。

 

(20)鐙田「あぶみだ」(熊本市北区)

熊本市北区植木町の一部です。地名の由来は「鞍の両脇の鎧まで埋まるほどの湿田」に因むそうです。

 

 

いかがだったでしょうか?

 

地元の方や難読地名に詳しい方は簡単だったかもしれませんね(笑)

 

熊本は水源が多いので、水源や水にまつわる地名が多いのが印象的でした。

 

その地名の由来なんかも分かると新たな発見に出会えるかもしれませんね。

 

今回は張り切りすぎて出題が20題になってしまいましたね。

 

こんな長文を最後まで読んで頂きありがとうございました。

 

 

 

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