「なんにもすることがないって、つらいなぁ・・・」 | 司法書士法人 小屋松事務所 スタッフブログ「転ばぬ先の杖」

「なんにもすることがないって、つらいなぁ・・・」

所長の小屋松です。

 

先日亡くなられた元熊本県弁護士会長坂本秀徳さんが、入院中の病室でつぶやかれたひと言。奥様が病室のドアを開けると、坂本さんが窓辺にひとり立って青空を静かに眺めながらポツリと発されたとのことでした。

生前、中小企業家同友会の会員としてお会いしていた方だったので、在りし日の面影を偲ぶとともに、先のひと言をつぶやかれたときの心境を思うと、なんとも切ない気持ちになります。

写真愛好家の坂本さん、きっと愛用のカメラを抱えて野外を散策したかったでしょう。弁護士活動ももっともっと続けたかったでしょう。そんな思いがあのひと言に凝縮されているようで、私自身の心に強く残る言葉となりました。 

坂本さんと同世代の私にとっては(散る桜、残る桜も散る桜)の心境です。今まだ、生かされていることに感謝し、一日一日を悔いなく過ごすことをあらためて肝に銘じたいと思います。坂本さんのご冥福をお祈り申し上げます。合掌