相続税の増税案が再浮上! | 司法書士法人 小屋松事務所 スタッフブログ「転ばぬ先の杖」

相続税の増税案が再浮上!

 消費税の引き上げ関連法案が国会に提出されました。 消費税の引き上げ自体もまだまだ紆余曲折が予想されるところではありますが、注目すべきは、国民負担の増加を和らげる諸々の措置を講じるという名目で「相続税の基礎控除」を引き下げる、ということが含まれたことです。国民の負担を和らげる措置といいながら、りっぱな増税措置ではありませんか? 一度出てきて消えた、という経緯を持つ相続税増税案ですが、いよいよ本格的に審議されることになりそうです。

 基礎控除が4割カットされると、課税対象者は倍増するのではないかと予想されます。夫婦に子供2人の平均的家族構成の場合、8000万円の基礎控除額が4800万円に減少するわけですから他人事とは思えない数字といえるのではないでしょうか。 特に市街地中心部に自宅を持つ方々は課税の可能性大となります。いよいよもって、早めの相続税対策を講じる必要性が増してきたといえるでしょう。