今日の俺らの俳句2024年文月

 

文月や 釣月軒にて 風を詠む

潮風の 岬に優しく 薄羽織

晩涼や 網戸に透ける 竹行燈

老母と 茅の輪くぐりに 手を添えて

彦星の 浮気に泣いてる 天の川

納涼の 花火列車や 野に停まる

境内を 彩るほおずき 鳴る風鈴

海の日や 今日サーファーとなる孫娘

 

 

 

 

 

今日の一句2024年盛夏

 

子の生誕 咲き継ぐ花も 木槿かな

鰻舞う 水のまぶしさ 土用入

友集い 話も盛りて 皿の鮎

土用鰻 香りいただく のれん下

あのひとの 頬に西瓜の 種がある

熱帯夜 オリンピックで なお熱い

御神楽や 入道雲の 如き舞う