2024/2/1

ほ~いお酢!新俳句

如月の 空の青さや 調教路

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・

百人一首で好きな歌ランキング

第十五位

いにしへの奈良の都の八重桜

けふ九重に匂ひぬるかな

伊勢大輔

 

 

2024/2/2

ほ~いお酢!新俳句

如月の 日差しの中の 庭の園

 

あとがき・・・

明日は節分ですね…

節分の鬼についてお話します。

 

鬼は「陰陽道」においては丑寅(うしとら)

を意味しますが、丑寅とは方角においては

「北東」、つまり、「鬼門」にあたります。

「鬼門(きもん)」は鬼が出入りする

良くない方角と忌嫌われてきました。

鬼とされているのは「古事記」にも「日本書紀」

にも登場する、天地開闢(てんちかいびゃく)

の折に現れた根源神、

「国常立尊(クニトコタチノミコト)」

であるという見方があります。

つづきは明日の節分にお話ししますね。。

 

 

2024/2/3

ほ~いお酢!新俳句

節分の 鰯に柊 今昔

 

あとがき・・・

今日は節分ですね。。

節分の鬼についてのお話のつづきです。

鬼とされた「国常立尊」は、

「日本の国土創生の神」

とも言われています。

ところがこの「国常立尊」は長きに渡り、

丑寅の方角に「鬼」よばわりされて封印

されていたという説があります。

日本人みんなで、知らず知らずのうちに

純粋な男神である「国常立尊」を鬼と

忌み嫌い、封印して来たという事になり。

玄関に柊といわしの目刺し…

鬼は外と言い…

この神が封印された事により、世の中には

陰気が蔓延し、世は更に乱れました。

その後…

国常立尊の再来と共に

世の建て直しが起こり、

純粋な陽氣が満ち溢れている

日本国家が実現するという

シナリオがあるのです…

 

 

2024/2/4

ほ~いお酢!新俳句

立春の 光あつめて 蕾咲く

 

あとがき・・・

今日は立春、

暦の上では春ですね。

ある神道家は、このように語る。

節分は天界の大晦日で、

立春は天界のお正月です。

天界の蓋が開いて、

高次元の神々が降りると…

と同時に特赦で地獄の蓋も

開くんだよと…

嬉しい反面、怖いお話です…

 

 

2024/2/5

おはようございます(^_-)-☆

ほ~いお酢!新俳句

春風の きらめき回す 水車かな

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・

百人一首で好きな歌ランキング

第十六位

あしびきの山鳥の尾のしだり尾の

ながながし夜をひとりかも寝む

柿本人麻呂

 

 

2024/2/6

ほ~いお酢!新俳句

ひっそりと 静かに健気に 寒椿

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・

百人一首で好きな歌ランキング

第十七位

人はいさ心も知らずふるさとは

花ぞ昔の香に匂ひける

紀貫之

 

 

2024/2/7

ほ~いお酢!新俳句

久方の 降れる白雪 忍ぶ駅

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・

百人一首で好きな歌ランキング

第十八位

逢ひ見てののちの心にくらぶれば

昔はものを思はざりけり

権中納言敦忠

 

 

2024/2/8

ほ~いお酢!新俳句

春芝の 芝目揃えて 夢描き

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・

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第十九位

村雨の露もまだ干ぬまきの葉に

霧立ちのぼる秋の夕暮

寂蓮法師

 

 

2024/2/9

ほ~いお酢!新俳句

寒さ耐え 百花の魁 薄化粧

 

あとがき・・・

「百花の魁(さきがけ)」・・・

梅は草木の中で、いち早く花を咲かせる

ところから、このようにも呼ばれています。

 

 

2024/2/10

ほ~いお酢!新俳句

春もやや 気色ととのふ 梅屋敷

あとがき・・・

 

百人一首を詠む・・・

百人一首で好きな歌ランキング

第二十位

朝ぼらけ有明の月と見るまでに

吉野の里に降れる白雪

坂上是則

 

 

2024/2/11

ほ~いお酢!新俳句

春めくや 百姓の顔 活きってる

 

あとがき・・・

花のパワーを取り入れよう…

そういえば、

幸せになりたいなら、

お花を買うことだけは、

ケチってはいけないと、

教えられたことがありました。

ご利益を呼ぶための、

必要最低限の投資なのだそうです。

 

 

2024/2/12

ほ~いお酢!新俳句

春浅き 庭に舞い降る 鶫かな

 

あとがき・・・

鶫:ツグミは代表的な冬の渡り鳥です。

体の大きさは全長24cmとスズメよりかなり

大きく、ヒヨドリとほぼ同じくらいです。

「鳥目(とりめ)」といって、鳥は夜、

ものが見えないと思いがちですが、

ほとんどの鳥は夜にも視力があり、

星座の位置で方向を確かめながら、

夜に渡ってくる鳥も多いそうです。

これは鷹などの外的から身を守るため

といわれています。

 

 

2024/2/13

ほ~いお酢!新俳句

早起きの 菜園づくりに 風光る

 

あとがき・・・

「風光る」は「春の陽光の中を

風が吹きわたる様子」をしめし、

春の光の中を風が吹いて風景

がまばゆく感じられることを表現

しています。

 

 

2024/2/14

ほ~いお酢!新俳句

帯しめて バレンタインの 日の茶会

 

あとがき・・・

バレンタインデーの「バレンタイン」とは、

キリスト教の聖人「聖ウァレンティヌス

(英語読み:バレンタイン)」が

由来とされています。

日本では女性が男性へチョコレートを

贈る日として定着していますが、

キリスト教の国々では本来は宗教的な

行事が執り行われる祝日です。

欧米の国々では古くから聖ウァレンティヌス

が愛の守護神とされていることに因んだ

「恋人の日」として、カップルの間で贈り物を

贈り合う日とされてきました。。

 

 

2024/2/15

おはようございます(^_-)-☆

ほ~いお酢!新俳句

春時雨 濡れてしづれる 花一葉

 

あとがき・・・

百人一首を読む・・・

君がため春の野に出でて若菜摘む

わが衣手に雪は降りつつ

光孝天皇

【読み】きみがためはるののにいでてわかなつむ

わがころもでにゆきはふりつつ

【意味】貴方に差し上げる為に春の野に出て

若菜を摘んでいると、わたしの袖に雪が降り

かかっておりました。