12/1

ほ~いお酢!新俳句…

歩きたる 爺様先着く 街師走

群衆を 斜めに渡る 師走かな

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・70番歌

寂しさに宿を立ち出でてながむれば

いづくも同じ秋の夕暮

良暹法師

【読み】さびしさにやどをたちいでてながむれば

いづくもおなじあきのゆふぐれ

【意味】あまりの寂しさに耐えかねて庵を出て

あたりを見渡すと、どこも同じように寂しい、

秋の夕暮れである。

 

 

12/2

ほ~いお酢!新俳句…

玄関に 今年も飾る クリスマス

クリスマス 小指をたてて ワイン飲む

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・71番歌

夕されば門田の稲葉おとづれて

蘆のまろ屋に秋風ぞ吹く

大納言経信

【読み】ゆふさればかどたのいなばおとづれて

あしのまろやにあきかぜぞふく

【意味】夕方になると門前の田の稲葉を

そよそよと音をさせて、蘆葺きの田舎家に

秋風が吹いてくる。

 

 

12/3

ほ~いお酢!新俳句…

さざ波の 舟出日和や 冬鴎

客運ぶ 舟の往来 冬鴎

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・72番歌

音に聞く高師の浜のあだ波は

かけじや袖のぬれもこそすれ

祐子内親王家紀伊

【読み】おとにきくたかしのはまのあだなみは

かけじやそでのぬれもこそすれ

【意味】噂に名高い高師の浜の、いたずらに

立つ浪のように浮気者で有名なあなたの

お言葉は心にかけますまい。

うっかり心にかけては、涙で袖を濡らすことに

もなりましょうか。。

 

 

12/4

ほ~いお酢!新俳句…

西風よ ゆるくてあれよ 帰り花

冬なのに 咲いてしまって 忘れ花

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・73番歌

高砂の尾の上の桜咲きにけり

外山のかすみ立たずもあらなむ

前権中納言匡房

【読み】たかさごのをのへのさくらさきにけり

とやまのかすみたたずもあらなむ

【意味】遥か遠くの高い山の峰の桜が咲いたなあ。

里に近い山の霞はどうか立たないで欲しい。

 

 

12/5

ほ~いお酢!新俳句…

冬服や 今日会ふ人を 想ひたり

冬服の 右ポケツトの 塵鼻紙

 

あとがき・・・

前明石市長泉さんのX・POST…

国とケンカして負けたことなど、ほとんどない。

国が間違っているからだ。

国は何もわかっていないのに、上から目線で

理不尽なことを平然と地方自治体に押しつ

けてくる。国は国民から遠い。であれば、

国は国民の声にもっと耳を傾けるべきなのだ。

答えは国民の中にある・・・

 

 

12/6

ほ~いお酢!新俳句…

御祭り 思わぬ人に 逢いにけり

浅き冬 杜に獅子舞ふ 御祭り

 

あとがき・・・

岸田首相と国民感覚のズレが深刻度を

増している。政治家の金銭感覚が庶民

離れしているのは今に始まったことではないが、

首相は「明日は今日よりも良くなると誰もが

感じられるような国を目指す」と語る一方で、

増税や社会保険料アップによる国民負担の

増大を虎視眈々と狙っているのだ。

 

 

12/7

おはようございます(^_-)-☆

ほ~いお酢!新俳句…

河豚と言う 誘ひに乗れぬ 客商売

天満橋 見ての集ひの 河豚と鍋

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・74番歌

憂かりける人を初瀬の山おろしよ

激しかれとは祈らぬものを

源俊頼朝臣

【読み】うかりけるひとをはつせのやまおろしよ

はげしかれとはいのらぬものを

【意味】つれなかった人を、私になびかせて

くださいと初瀬の観音に祈ったけれど、

初瀬の山おろしよ、あの人のつれなさが

お前のように激しくなるようにとは

祈らなかったのに。

 

 

12/8

ほ~いお酢!新俳句…

初霜に 負けて倒れし 花桔梗

初霜に 色を極めて 奈良の里

 

あとがき・・・

物価高に悩むのは低所得者層だけではない。

中間層も同様にダメージをうけるうえ、

賃上げの滞り、社会保険料の増加による手取り

の減少などにも悩まされてきた。

それゆえ政府の物価高支援については、中間層

から不満の声が相次いで上がっている。

 

 

12/9

ほ~いお酢!新俳句…

チラシには 苺大福 冬の色

大福を かぶればしょっぱい 冬苺

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・75番歌

契りおきしさせもが露を命にて

あはれ今年の秋もいぬめり

藤原基俊

【読み】ちぎりおきしさせもがつゆをいのちにて

あはれことしのあきもいぬめり

【意味】お約束してくださいました「ただ私を

頼みせよ、しめじが原のさせも草」という恵みの

露のようなお言葉を唯一の頼みとして生きて

まいりましたが、ああ、今年の秋もむなしく

過ぎて行くようです。

 

 

12/10

おはようございます(^_-)-☆

ほ~いお酢!新俳句…

北風の 落葉拾いや 重い空

パンジーと ビオラが話して 冬の宴

 

あとがき・・・

前明石市長泉さんのX・POST…

別に嫌われたいわけではないが、だからといって、

嫌われたくないがゆえに、やるべきことを曲げよう

とも思わなかった。嫌われようと憎まれようと、

やるべき使命を果たしてきただ。

世の中は理不尽に満ちている。

理不尽に屈する人生ではなく、真っ直ぐに生きて

死んでいきたいと思ってきただけのことだ。

 

 

12/11

ほ~いお酢!新俳句…

オシドリの 越冬に視る 銀杏羽

銀杏羽 目立つように 雌にたて

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・76番歌

わたの原漕ぎ出でて見ればひさかたの

雲居にまがふ沖つ白波

法性寺入道前関白太政大臣

【読み】わたのはらこぎいでてみればひさかたの

くもゐにまがふおきつしらなみ

【意味】大海原に船を漕ぎ出してみると、

雲と見まがうばかりの沖の白波である。

 

 

12/12

ほ~いお酢!新俳句…

よべの雨 落葉かがやく きみの朝

年の瀬の 眠らぬ街に 落葉舞ふ

 

あとがき・・・

百人一首を詠む・・・77番歌

瀬をはやみ岩にせかるる滝川の

われても末に逢はむとぞ思ふ

崇徳院

【読み】せをはやみいわにせかるるたきがはの

われてもすゑにあはむとぞおもふ

【意味】川瀬の流れが早いので、

岩にせき止められた急流が二つにわかれても

また一つになるように、貴方と別れてもいつか

はきっと逢おうと思う。

 

 

12/13

ほ~いお酢!新俳句…

朝霧の 溶けるがごとく 鎧岳

朝霧に 晴れて芭蕉の 生家かな

 

あとがき・・・

前明石市長泉さんのX・POST…

日本の国会議員の一部は、

驚くほどのお金を得ている。

①高い『国会議員歳費』を得ながら、

②315億円もの『政党交付金』の分配を受け、

③『企業献金』も廃止せず、

④『パーティ収入』もあり、さらに

⑤『裏金』まで。

 

 

12/14

ほ~いお酢!新俳句…

年の瀬の 赤穂の海は 静かなり

時を超え 忠義を語り 鍋囲む

 

あとがき・・・

12月14日と言えば赤穂浪士が討ち入った日です。

大石内蔵助が向うは本所松坂町…

狙うは吉良上野介ただ一人でござる…出陣じゃ!

時は江戸時代元禄14年、江戸城で吉良上野介に対し

刃傷におよんだ、つまり刀で斬りつけて

怪我をさせた浅野内匠頭が、

その責めを負って切腹させられるという

事件が起こり、残った家来のうち47人が浪人

(赤穂浪士)となって、みごと主君の

仇討ちを果たしたというお話

長い時を超えたいまでも「忠義」といえば忠臣蔵。

それほど赤穂浪士は有名で、忠義のお手本のように

語り継がれてきました。

主君の汚名を晴らすために、自分の命も省みず仇を打つ。

他人のために自分を捨てきる。

今の時代にはごく稀にしか見受けられない行動です。

 

 

12/15

ほ~いお酢!新俳句…

山茶花や 散るも一汁 一菜に

客人を 迎えて憂う 冬の庭

 

あとがき・・・

昨日、赤穂浪士のお話をしましたが、

ちなみに、我が地の伊賀越仇討とは・・・

寛永11年(1634年)渡辺数馬が

義兄・荒木又右衛門の助太刀を得て、

弟・源太夫を殺した河合又五郎に仇討ち

を成し遂げたというものです。

そう鍵屋ノ辻なんですね

長い時を超えた今も語り継がれる生きざま、

他人のために自分を捨てきる。

本当に忠義に生きる…なかなか出来ない事です。。