6/1

ほ~いお酢!新俳句…

水無月の 夜も更け想う 映え心

衣替え 寒いぼ立ちて 娘が笑う

深緑が 眩しく光る 神の山

 

あとがき…

奥の坂道・・・松代・皆神山

長野市南部にある町・松代。

真田家ゆかりの城下町として人気の

観光地ですが、知る人ぞ知る超パワー

スポットの山がある。

その名は「皆神(みなかみ)山」といい、

名前からしてパワースポット感満載。

実際のところ、山の形状から

「世界最大最古のピラミッド」といわれて

いたり、古くから修験道の地として栄えた

りした側面もあるのです…

秘鍵じゃが、ここにはお釈迦様がいる。

 

 

6/2

ほ~いお酢!新俳句…

いつせいに 鳴る風鈴に 瞳閉じ

田園の 蛙の唄は 子守唄

白鯨と 知らずに乗った 怖い夏

 

あとがき…

奥の坂道・・・三重・長島

長島スパーランドの白鯨ですが、

木製の柱に囲まれたコースを

猛スピードで駆け抜けるスリル。

複雑でスリリングなコースレイアウト!

360度のきりもみ回転するコーク

スクリューをはじめ、

なんと最大傾斜角度80度から

最高速度107km/hで急降下!

車両が真横を向く90°バンクの

レール形状など、常識を覆す

世界最大級の迫力!

俺らは絶対乗りません…

 

 

6/3

ほ~いお酢!新俳句…

睡蓮や あちらこちらと 傘ひらく

睡蓮が 君たちの恋 聞いている

睡蓮の 色をも無くす 強い雨

 

あとがき…

台風が過ぎ去ったような感じ…

そんな変な水無月の始まりです。

線状降水帯と言えばいいかと…

報道や警報は過剰すぎです。

奥の坂道は足止めです。

今日はお婆様の三十三回忌法要です。

仏壇・お墓の清掃、お供え、お布施と、

準備も整えてお坊主を迎え臨みます。

我ながら偉い子孫と思いますが、

どこまで継承されるかと…ふと想います。

 

 

6/4

ほ~いお酢!新俳句…

法事すみ 心安らぐ 通り雨

菩提寺の 紫陽花色づき 鐘鳴りぬ

ふるさとは 法事の膳に 鮎添えて

あとがき…

良寛さんをご存知ですか…

江戸時代後期の新潟県の僧侶です。

すぐれた漢詩や和歌の才能があり、

正直で、生涯寺も持たず、

ひょうひょうとした生き方をしました。

こんな逸話があります…

子供と遊ぶのが好きで、かくれんぼで

子供が帰っても一人で隠れていた

逸話は有名です。

良寛はいつもニコニコして怒らないと

いうことで有名でした。

あるとき、村一番の暴れん坊の渡し守の

権蔵が「お前はすぐ怒る、良寛さんを見習

ったほうがいいよ」といわれました。

「良寛は怒らないのか」「うん、怒らない」

「なら良寛を怒らせてやろう」それからという

もの権蔵は、良寛を怒らせるチャンスを

虎視眈々と狙っていました。

ある日、良寛がひょっこり渡し場にやってきて、

向こう岸に渡してもらえないかと言います。

権蔵は待ってましたと船に乗せました。

やがて川の真ん中まで来たとき、権蔵は

わざとよろめいて、棹で水面を叩きました。

良寛に水しぶきがかかります。

良寛は少しも嫌な顔をせず、「権蔵さん、

いくら船を漕ぐのが上手でも、油断すると

川へ落ちる。気をつけなされ」と言います。

「オレが川へ落ちるというのか。そんなこと

あるものか」権蔵は腹を立てて船をゆすり、

良寛を川へ落としてしまいました。

良寛は泳げないので、アップアップしながら

バタバタしていましたが、やがて動かなくなると、

ブクブクと沈んでいきました。

さすがの権蔵も、「いけねえ」とあわてて川へ

飛び込み、良寛を船にすくい上げました。

良寛は、息を吹き返すと、

権蔵にお辞儀をして「権蔵さん、ありがとう。

死ぬところじゃった。

あなたは私の命の恩人じゃ」とお礼を言った

のです。権蔵は、怒ると思ったらお礼を言われ、

拍子抜けしてしまいました。

「なるほど良寛は偉い」権蔵もすっかり

感心したといわれています。

如何ですか…

 

 

6/5

ほ~いお酢!新俳句…

花火ちる 山が遠き 見ゆるかな

人混みや 仕掛け花火に 風流れ

フィナーレを 飾る花火に 笑い顔

あとがき…

夏の納涼花火のたより・・・

名張市の名張川

納涼花火大会実行委員会は、

恒例の花火大会を7月29日に開催すると

発表した。荒天時は30日に順延する。

募金箱を設置する他、企業には

協賛金を呼び掛けている。

有料観覧席など後日発表する予定。

昨年は約5300発を打ち上げており、

今年も同規模を目指すという…

 

 

6/6

ほ~いお酢!新俳句…

幼子が 手を引かれたる 蛍狩り

蛍火や 旅の終わりに 夢枕

里人に 光り飛び交う 蛍かな

あとがき…

蛍狩りという季語を用いた俳句は、

有名な中では夏目漱石の

「蛍狩われを小川に落としけり」

というものがあります。

美しい蛍に見惚れておもわず

川に落ちかけてしまう、

そんな情景が浮かぶような句ですね。

他にも、芭蕉が「ほたる見」という言葉で

「ほたる見や船頭酔ておぼつかな」

という句を詠んでいます。

こちらは蛍狩りをしながらついお酒が

入ってしまっている状態ですね。

お花見もそうですがどうも日本人は

こういうときにお酒なしではやっていけない

ようです。なんとも微笑ましいですね…

 

 

6/7

ほ~いお酢!新俳句…

紫陽花が 色づく長谷の 別れ路

爺婆が 紫陽花寺で 待ち合わせ

紫陽花も 人もどろんと 濡れにけり

 

あとがき…

奥の坂道・・・鎌倉・長谷寺

江ノ電長谷駅から歩くこと約5分。

鎌倉の人気エリアである長谷を

見守るようにたたずむのが、

花に彩られた寺院の長谷寺です。

こちらも花の寺として知られる奈良の

長谷寺を開創した徳道上人の発願

により創建されました。

長谷寺のあじさいは境内にある眺望散策路、

通称「あじさい路」で青や紫、ピンクのあじさい

を観賞できます。それだけでなく、

あじさいは池に浮かべられるなど、

境内のあちこちに。気分を高揚させながら、

境内の奥に延びる花道へと

足を運びましょう…

 

 

6/8

ほ~いお酢!新俳句…

江の島に 遊ぶ支度や 浴衣織

参道の 店も旅館も 水打てり

江の島や 波に浮き立つ 弁財天

 

あとがき…

奥の坂道・・・藤沢・江ノ島

江ノ島の神社は人気の観光スポット。

その名も「江島神社」といい、

“日本三大弁財天”として有名です。

「辺津宮」 「中津宮」「奥津宮」の

三女神が、島内の三社それぞれに

祀られています。

神社内には数々のパワースポットがあり、

そのご利益は金運アップや人気アップ、

縁結び、縁切りと多岐にわたります。

江ノ島へおでかけの際は、

江島弁財天のご利益を

いただきにぜひ江島神社へ!

江ノ島に繋がる橋より・・・

弁財天女が海より顔を出し、

俺らをニコニコ出迎えてくれました…

 

 

6/9

ほ~いお酢!新俳句…

人波に 倒れ祭の 星となる

楽しみの 祭りのあとは 寂しけり

上げ馬を 叩いて登る 武者姿

 

あとがき…

三重県桑名市の多度大社で

700年にわたる歴史を持つと

される「上げ馬神事」を巡り、

馬への虐待に当たるとの批判が

相次いでいる。

馬が人を背に土壁を駆け上がり、

壁を越えられた回数で農作物の

豊凶などを占う伝統行事。

県無形民俗文化財にも指定されて

いるが、近年は動物愛護の観点から

問題視されることも多くなった。

新型コロナウイルス禍のため4年ぶりの

開催となった今年は、1頭が骨折の

ため安楽死に。

長きにわたり営まれてきた神事が、

伝統と新しい価値観のはざまで揺れている。

でもね、危険な祭りは沢山あるよねえ!

大阪のだんじり祭りでは怪我はよくあり、

死亡者も出ているよ…

長野・諏訪大社の御柱祭木落も危ない!

言いかけたらキリが無いよ。

お祭り・神事だけどね、さあどうする…

 

 

6/10

ほ~いお酢!新俳句…

雨やどり 唄の様には いかぬ恋

風見鶏 西風笑う 時の風

水時計 時は流れて 枇杷落ちむ

 

あとがき…

時の記念日・・・

毎年6月10日は、時の記念日。

どこかロマンチックな雰囲気を

感じさせる名前ですが、

この記念日の由来は、意外と

歴史を感じさせる内容だという

ことをご存知でしょうか。

日本に残る最古の歴史書

『日本書紀』には、西暦671年に

天智天皇が、唐から伝えられた

「漏刻(ろうこく)」という水時計を

建造したこと。そして、

その時計ではじめて時を知らせる儀式

(時の奏)を行い、日本で初めて

正式な「時」が刻まれ始めた――と

いう故事が記されています。

そのことからも、天智天皇をお祀りする

神社である滋賀県の近江神宮では、

毎年「漏刻祭(ろうこくさい)」という

珍しいお祭りが斎行されています…

水を使って時間の経過を計る「水時計」は、

まさに「漏れ出る刻」といったイメージ。

階段のように上から下へと続いてゆく水槽の

中に、水が一定の速度で順に流れ込み、

その水面に浮かべた矢の差し示す目盛りが、

時刻を知らせてくれる仕組みになっています。

 

 

6/11

ほ~いお酢!新俳句…

夏草や なに言わずとも 伊賀の里

壊れゆく 古きを想う 夏の風

仇討ちの 時をかけたる 数馬茶屋

あとがき…

 

奥の坂道・・・三重・伊賀、鍵屋の辻

「伊賀越の仇討ち」の舞台となった

伊賀市小田町の鍵屋の辻史跡公園

にある茶店「数馬茶屋」が、

閉鎖の危機にある。

建物を所有する市は、耐震性不足を

理由に6月末での契約解除を告げた。

それでいいのか…

伊賀越の仇討ちは1634年11月7日、

弟の源太夫を殺された岡山藩士の渡辺数馬が、

剣士で義兄の荒木又右衛門に助けを求め、

待ち伏せていた鍵屋の辻で弟の仇の河合又五郎ら

を討ったとされる事件。

曽我兄弟の仇討ち、赤穂浪士の討ち入りと並ぶ

「日本三大仇討ち」の一つに数えられている。

事件を題材にした歌舞伎や浄瑠璃などが

江戸中期以降人気を博し、舞台の鍵屋の辻には

多くの人が訪れた…

 

 

6/12

ほ~いお酢!新俳句…

深緑に 光る蛙の 雨しずく

紫陽花の 便りが届く 青い羽根

蚊遣火を 付けて見つめる 立けむり

あとがき…

 

良寛さんの逸話

ワラジと涙・・・

良寛の甥(弟の由之の長男)馬之助が

放蕩のうわさが高くなり、

心配した母親が馬之助に

説教してくれるよう良寛に頼んだ。

良寛は生家橘屋に出かけた。

しかし、いざ何か言おうと思うと、

どうしても言葉がでない。

そのまま3日が過ぎ、良寛は暇を告げ、

ワラジを履(は)こうとした。

その時良寛は馬之助を呼び、ワラジの紐

を結んでくれるように頼んだ。

馬之助は言われたとおりに

ワラジの紐を結び始めた。

そのとき馬之助の首筋に良寛の涙が

一滴落ちた。

馬之助ははっとして見上げた。

良寛は頬に涙を伝わらせながら、

だまったままじっと甥の顔を見守った。

良寛は無言のまま立ち去ったが、

それ以来馬之助の生活は急に

改められた…

 

 

6/13

おはようございます(^_-)-☆

ほ~いお酢!新俳句…

お世辞は 適当がいい さくらんぼ

さくらんぼ 鈴振るように 忍び食い

忍者市を 唱える首長の 忍びかな

 

あとがき…

三重県伊賀市の岡本栄市長(71)が、

公務を終えて市役所からの帰宅途中、

職員運転の公用車で経路にないスーパーなど

に立ち寄り、夕食用のおかず購入など

“私的利用”が疑われる行為を繰り返している

ことが市民からの指摘でわかった。

市の自動車管理規定では原則、

「公務以外は使用できない」となっているが、

岡本市長は「公務遂行の上で必要な生活保障

であり、最小限の権利。問題ない」という考えだ。

岡本市長は「遊びに行くとか、飲みに行くとか、

日常生活に不可欠なこと以外にやっているなら、

いかがなものかと思う。

私には自炊する時間がない。

市長の激務はどれほどか分かるだろうか。

公務を続けていくには高齢独居の私にとって

必要不可欠。改めるつもりはない。

指摘した市民には考え直してもらいたい」

と話した…

 

 

6/14

おはようございます(^_-)-☆

ほ~いお酢!新俳句…

神鳴りや 今も昔も 恐らるる

披露宴 済めば雷雨の 去った跡

蒼い夏 雷鳴のあり 急ぎ足

 

あとがき…

カミナリさま・・・

科学で解明される以前は、

雷は神の怒りとされていた。

すなわち「神鳴り」である。

稲光が走り、大きな音がして、

時として落雷すれば火事を引き起こす。

雷は四季を問わず発生するものだが、

幼い子どもたちに向かって、大人たちが

決まっていう台詞が「おヘソを出していると、

カミナリさまにおヘソをとられるよ」というもの。

子どもたちからすれば、稲光も雷鳴も、

そしてカミナリさまも怖いが、

おヘソをとられるのはもっと怖い。

そこで、あわててお腹をおおうわけだが、

もちろんカミナリがおヘソをとりにくることはない。

だが、夏の夕暮れ、それまで暑かった一日が

暮れようとしているときに夕立があると、

気温は急激に下がり、体温を奪われる。

その結果、腹部を露出させていた子どもは

お腹を冷やして、体調を崩しやすい。

そこでお腹をこわさないように注意するために、

大人は子どもに「おヘソをとられるぞ」と

言うわけだ…

 

 

6/15

ほ~いお酢!新俳句…

水無月の 水ほとばしる 湯のを山

水無月や 気温は上下 天気雨

鹿の湯で 足傷癒し 山登り

あとがき…

 

奥の坂道・・・三重・湯の山温泉

開湯1,300年以上の歴史を誇る

名湯・湯の山温泉。

薬師如来のお告げにより発見された

というこの温泉は、美肌効果の高さから、

別名”美人の湯”とも呼ばれています。

ニホンカモシカの生息で知られる

御在所岳のふもと、急峻な谷間に

ホテルや旅館が立ち並ぶ。

シカが温泉で傷を癒したという言い伝え

が残ることから「鹿の湯」の別名で

古くから親しまれてきた。

また、江戸時代には、

心中しようとした男女が僧兵に姿を変えた仏様に

「この温泉に浸かれば気持ちも変わる」と諭され、

心中を思いとどまったという伝説が残る…

恋わずらいにも効くらしい…

ゆっくりと心身を癒せばいいでしょう(^^)/

 

 

6/16

ほ~いお酢!新俳句…

一斉に 鳴る風鈴を 聞き分けむ

風鈴を ききゐる人の 旅の宿

風鈴の 涼風誘う 恋の唄

 

あとがき…

風鈴・・・

風鈴は「鉄・ガラス・陶磁器などの

小さな鐘型または壺型の鈴。

内部に舌があり、短冊などを吊り下げる」

と歳時記に。なるほど。

つい鈴の方ばかり注目してしまいましたが、

短冊の翻るさまも含めて風鈴なのですね。

ところで、人はなぜ風鈴を喜ぶのか。

涼しげだから。そのとおりですが、

よく考えて見れば音で涼しくなる訳も

ありません。

「音の出る器物は、人類の歴史の古くから

人間の暮らしや精神活動に深く関わってきた」

とのこと。

縄文時代にはすでに土鈴があったそうです。

古代、鈴は獣や魔物を追い払って生命を守る

道具、であったと同時に神を引き寄せる合図で

もあったとか。

そういえば、熊よけの鈴は現代でも用います。

さらに除夜の鐘とか、仏壇の鈴とか、鈴や鐘は

今でも信仰の場に欠かせません。

おそらく鈴には遥かなものに呼びかけたり、

害をなすものを遠ざけたりする力があるのでしょう。

その系譜に連なるのが風鈴。

鈴の霊力で暑さを払うもの。

そう考えれば、存在理由がはっきりとします。

風鈴の音で、さっぱりとしたいい気持ちになるのには

理由がありました。まさに鈴のパワーです…

 

 

6/17

ほ~いお酢!新俳句…

旅の宿 一服乾かす 夏帽子

夏帽子 トンボが光り ひと休み

坂道や 母ありし日の 夏帽子

 

あとがき…

夏帽子・・・

外遊び好きの夏の必須アイテム

といえばキャップ。

もちろん日差しの強い日は

アウトドアシーンだけでなく日常の

スタイルにも欠かせません。

もはやファッションアイコンのひとつ

になっていますが、

やはり気になるのが帽子の中。

この時期は少し外出するだけで、

帽子の中は蒸れ蒸れに! 

となれば当然、頭皮にも良くなさそう…。

「帽子を被っているとハゲる」なんて

噂も聞いたことがあるけれど、

それってホントかなあ…

 

 

6/18

ほ~いお酢!新俳句…

削り氷に 清少納言 詩詠みむ

お兄さん 恋告げられて かき氷

かき氷 ほんの三口に 汗も引く

 

あとがき…

かき氷・・・

かき氷の歴史は古く、平安時代、

清少納言の『枕草子』に出てくる

「削り氷(けずりひ)」が最初と

言われています。

冷蔵庫や製氷機のない時代、

夏の氷は非常に貴重なものでした。

冬の間に天然の氷を切り出して、

山の麓の穴倉や洞窟の奥に作った

「氷室(ひむろ)」という貯蔵施設

に保存し、夏に氷を切り出して都に

運ばせ、宮中で暑気払いを行っていた

と言われています。

運ぶ間にも氷は溶け、御所に着く頃には、

氷は小さくなっていたと思われます。

その氷を小刀で削って食べることができたのは、

一部の貴族階級の人達だけだったのです…

なお、奈良時代にはすでに氷室があり、

天皇への献上品として氷を利用する制度

がありました。

江戸時代には、加賀藩が冬期に切り出して

おいた雪氷を、毎年6月1日に将軍に献上して

いたことが記録に残っています…

 

 

6/19

ほ~いお酢!新俳句…

父の日に 何処へも行かず 居留守する

父の日の 父は黙して 旅支度

酒一升 あれば父の日 笑い顔

 

あとがき…

父の日・・・

父の日は、家族を支えてくれるお父さんに

日ごろの感謝を伝える大切な日ですが、

ついつい「その日を忘れてしまった」という方も

いらっしゃるかもしれません。

母の日に比べて何となく影が薄くなってしまう

父の日ですが、まずはなぜ父の日が誕生した

かをご紹介したいと思います。

父の日は、母の日と同じくアメリカ発祥の

祝日です。誕生したきっかけは、

ソノラ・スマート・ドットという女性の嘆願

によるもの。ソノラの父親は軍人で、

南北戦争から復員した後に男手ひとつで

6人の子どもたちを育て上げたのだそうです。

6人兄弟の末っ子だったソノラは、

ある日教会で行われていた説教を聴き、

母の日があることを知りました。そこで、

「母をたたえる日があるならば、

父をたたえる日があるべきだ」と思い、

父の偉業を称えようと1909年に牧師協会へ

「父親へ感謝する日も作ってほしい」と

嘆願しました。

そしてその思いによって1910年6月19日に、

初めて父の日の式典が開催された…