ども、ヒデです。



セガサターンには、セガのアーケード版のレースゲームがいくつか移植されましたが、いろいろとプレイしてきました。


そんなセガサターンに移植されたセガのレースゲームについて、当時を思い出しながら振り返ってみたいと思います。



それでは、まいりましょう。




 

  デイトナUSA

 まずは、なんといってもデイトナUSAですね。

セガサターンが発売されてからはじめの頃に発売されたレースゲーム。


当時は、ゲームセンターでアーケード版がまだバリバリ稼働していました。


おそらく、アーケード版をプレイした経験のある方が、購入されたのではないかと思います。


では、アーケード版とサターン版との違いについてですが、明らかに動きが違います。



サターン版はカクついてます。


よくフレームレートで言い表されますが、アーケード版は60fpsでそれに対してサターン版は20fpsでこの数値の差を見てもいかに動きが違うのかがうかがえますね。


その他にも、グラフィックが粗かったり、背景の奥の方が切れて見えないなどアーケード版とくらべると見劣りする部分はいろいろとあります。


しかし、実際にプレイしてみると、元のゲームが面白いので、サターン版のクオリティでもつい夢中になって楽しめます。


このゲームのウリであるスピード感やドリフトでコーナー攻めるところなどは、十分に体感できるので、割りきってしまえば、楽しめるレースゲームだと思います。


このゲームのもうひとつのウリとしては、BGMです。


当時デイトナUSAは、別名「歌うレースゲーム」と言われており、その名の通り各ステージBGMともに歌詞入りになってます。


歌ってるのは、セガの会社員である

光吉猛修氏。


アーケード版は歌声のサンプルを継ぎはぎ合成して作られているそうで、確かに聴いてると継ぎはぎ感がわかります。


でも、個人的にはそれがいい味になってるなと思います。


それに対してサターン版は、新たに各曲丸々収録し直されており、アーケード版とくらべると、とてもクリアでキレイな曲に仕上がっており、光吉氏の歌唱力の高さが十分に伝わってきます。


今でも、たまにサターン版を音楽再生して聴いたりしてます。


アーケード版、サターン版を聴きくらべをしてみても、面白いですよ~



  デイトナUSAサーキットエディション

 こちらは、サターン版「デイトナUSA」のバージョンアップ版といえるソフトで、フレームレートが30fpsに上がっており、グラフィックもデザインが一新されキレイになってます。


フレームレートが10fps違うだけで、ここまでなめらかになるのか?というくらい違います。


明らかに動きがいいです。


新しいコース、マシンが追加されたり、BGMも新曲の追加、さらに原曲、アレンジ曲と選べたりといろいろな面で充実なレースゲームに仕上がってます。


ただひとつ残念なところがあり、マシンの挙動がおかしくなっているところです。


普通に走る分はいいのですが、ライバル車と接触したときにポーンとはじかれてしまうヘンテコ感があり、とても違和感があります。


なぜ、このような仕様になってしまったのかはわかりませんが、結構致命的な部分だと思います。


テストプレイしたときなんとも思わなかったのか…。


そこさえ除けば、名作レースゲームだと思うのに、残念で仕方ないです。



  セガラリー チャンピオンシップ

セガサターンの移植レースゲームのなかではこれが一番ではないでしょうか。


グラフィック、フレームレート、操作性、サウンドなどどれをとってもセガサターンのスペックに合わせながらも忠実に再現されてるゲームだと思います。


ラリーを題材にしていることもあり、ラリーカーが飛び跳ねたり、ザザーっと、悪路をドリフトしてコーナリングしたりとそういった演出の部分も若干控えめに感じますが、アーケード版に忠実に再現してます。


フレームレートも30fpsでなめらかですし、操作性もゲームパッドでしても楽しめるし、サウンドもアレンジされており、アーケード版より角がとれてクリアな音質で個人的にはサターン版のBGMが好きですね。


特にリプレイ時に流れる各ステージのBGMがいいです。


あとは、個人的には最終ステージLAKEのBGMも好きですね。


これもデイトナと同じように、音楽再生可能なので、通勤時カーステレオでよく聴いてましたね。



  セガツーリングカーチャンピオンシップ

「 セガツーリングカーチャンピオンシップ」は、アーケード版のグラフィックがデイトナやセガラリーよりキレイにかつ細かくなっている分、セガサターン版を見てみると、グラフィックが粗い分、車体もそうですが、背景も含め全体的にわかりづらい、見えづらいです。


なので、例えばコーナーを曲がるとなったときにどれくらいのカーブなのかわかりづらいです。


まあ、コースを覚えないといけない部分もありますが、本当に画面全体がわかりづらい印象がありますね。


多少、処理落ちする部分もありますが、そこは割りきるとしても、そもそも画面全体が見えづらいのは、やはり正直きついですね。


BGMは、ユーロビートのようなノリでとてもカッコいいんですが。


デイトナやセガラリーとくらべると、リアル志向重視でどちらかというと、グランツーリスモに近い感覚ですね。


そういったこともあり、私的にはガッツリハマることはできませんでしたね。



といった感じで、いかがでしたしょうか?


セガサターンの性能に合わせて、いかにアーケード版を移植するのか?


それぞれの作品を、いかに開発者の方が試行錯誤して作られたのかというのが、プレイしてみると素人ながらにいろいろと伝わってきます。


久しぶりに、それぞれのレースゲーム移植作品をプレイしてみても面白いかなと思います~



それでは。