「海洋放出」している「処理水」って、「汚染水」を「ALPS」に通しただけなんでしょ? | 旅する飛行機雲

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「海水のトリチウム濃度分析の測定頻度を変更」って、なにか都合の悪いことでもあったのかしら?

 

それよりも、「処理水」と言ってますが、「汚染水」を「ALPS」に通しただけなんでしょ?

 

「福島第一原子力発電所」から「海洋放出」している「処理水」のことを中国が「汚染水」と言っていますが、以下の「グリーンピース」の記事を読んでから、その下の烏賀陽弘道さんの動画を見て、やっぱり「汚染水」だし、なぜ「海洋放出」に舵を切ったのか、未だに謎ですが、そういうことを平気でする政府を全くもって信頼できません。

 

 

 

烏賀陽さんの動画を理解する上で「原子炉の構造」の事も知っておく必要はあります。

 

定義の変更、「処理水(「ALPS処理水」)」は「トリチウム以外の核種について、環境放出の際の規制基準を満たす水」のことって、結局「汚染水」を出していることを経産省自体が認めている。

 

 

上記の基礎知識にこのような下りがあります。

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ALPSは複数の吸着塔の集合体から成る設備だ。吸着塔ごとに吸着剤とフィルターを通すことで、汚染水に含まれる63種類の放射性物質のうち、セシウムを含む62種類を除去する。これらの浄化装置を通すことで、トリチウム以外の放射性物質を国の規制基準値を下回るまで取り除いた水を「ALPS処理水」と呼ぶ。

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「セシウムを含む62種類を除去する。」、「除去する」と言いながら、その次の下りで「トリチウム以外の放射性物質を国の規制基準値を下回るまで取り除いた」というのはおかしいですよね。

 

「除去」って、「取り除く」ことであって、そこには存在してはいけないわけであって、あとで「規制基準値を下回るまで取り除いた」というのを残しているのは、「除去」とは言いましたけど「完全に除去」とは言ってませんよと逃げ道を残している感じがします。

 

結局「トリチウム以外の放射性物質を国の規制基準値を下回るまで取り除いた水」ということは、「基準値を下回る値ではあるがトリチウム以外の放射性物質も残っている」わけであって、「基準値を下回るものの海洋放出」は「生物濃縮」され最終的には人間に降りかかってくるのだから、「海洋放出」選択は「悪手」だし、中国が文句をつけるのはごもっともかと思います。

 

大臣は官僚をペーパーを読んでいるからダメなのであって、少なくとも今回の「海洋放出問題」は、総理、経産相、環境相、福島県知事が自ら調べれば、「海洋放出」いや「海洋投棄」は悪手であることは解るはずなのに、なぜ政府は漁業関係者を裏切ること、世界を敵に回すようなことをしたのかな。