・・・実は、このエントリー、一度操作ミスでほとんど書きあげていたものが、すっかり消え失せてしまいました。で、再度書く気力が失せていたのですが、せっかくこうして記録しているのだから、と時間をおいて、再度書きだしています。。。
さて、おばさんに連れられてお寺に向かっております。
おばさんは私に尋ねます。
「あなたはタンブン(寄進・布施)しにここに来たの?」と。
いや、ただの偶然の通りがかりです、ともこたえられず、「見学に来たんです」と答えるとおばさんは不思議そうに「ふーん」という顔をしています。
道々おばさんは、ひとつひとつ丁寧にお寺のことを説明してくれます。
これは今再建途中で、来年には出来あがるのよとか、あれは焼き場よ、とか。
このおばさんはお寺の方なのかしら?とか考えながら、説明の1/3程度しか理解できていないけど、とにかく頷きながら聞き続ける私。
一通りの説明を聞き終わったら、寺の本堂の手前にある仏様の前で靴を脱ぎ、おばさんに倣って、膝をつき、合掌し、その手を床において拝礼を三回しました。
その後階段を上がり本堂に入ったら、おばさんったらご住職さまを呼びに走りだします。えぇ~、って感じでしたが、私も付いていきます。
ご住職さま、いらっしゃいました。そしたらおばさんったら何やら私を紹介してそのままいなくなってしまいました。本当に連れてきてくれただけだったのね。。
ご住職様はなんというかとても朗らかな雰囲気の、一目でいい感じの方だなぁと好感を感じずにいられないような小柄な方でした。想像していたよりも若い。あとで聞いたら48歳ですって。
「どこから来たの?」「何でここに来たの?」など聞かれます。私も答えられることは答えますが、「何でスリンからこの寺に来たの?」と言われると、なんとも。。。
だってここは、スリン県ではありますが、駅のあるまちなかから大分外れた場所で、幹線道路からも奥まっているところで、普通に観光客や外国人が来るところではないんですよね。たぶん第一号。
私も適当に乗ったソンテウが幹線道路沿いで最後のお客が降りたから、いけないいけない、と私も一緒に降りちゃっただけです。しかも幹線道路から住宅地を適当に入って、路地をくねくね歩いてたらおばさんに声かけられ、寺まで来ちゃっただけ。
答えようがないから、偶然の導きで・・・とか、答える。。
異邦人が舞い込んできたので、寺で修行中の子坊主さんたちも7~8人集まってくる。オレンジの僧衣に囲まれ、ぽつんと困り笑いしながら座っている私って図です。
他にも色々質問されたんだけど、私のタイ語力ではよく理解できない。で、結局筆談をすることになったんです。
変な話だと思われるでしょうけど、私、筆談の方がまだましなんです。タイ語の単語はずいぶん忘れてしまってはいるものの、タイ文字の読み書きは一応できますので、書いて質問してくれたら、大体理解できます。
というのも、たぶん方言が入っているからなんでしょうけど、本当に皆のしゃべりは聞き取りにくいんです。もともとタイ語力がない上に、イントネーションっていうか癖が入ってくると、まるでちんぷんかんぷんになってしまうんですよ。
「なんであなたは書くと理解できるの?」と不思議そうに住職さんからも聞かれますが、「この耳が悪いんでしょう、きっと」と言うと、大笑い。
子坊主さんたちも「プート ニットノーイ(しゃべるのちょっとだけ)」とか小声でしゃべりあいながらくすくす笑ってる。
そんなこんなで、お坊さんたちのお昼時刻になりました。
で、私にも一緒に食べる?と言ってくださったので、ご相伴にあずかりました。
この写真ではナムプリックとちょっとの野菜だけですが、他にも焼き鳥やトムブラ―という魚のスープも出してくれます。
タイのお坊さんたちは、肉・魚も普通に食べます。精進料理って感じでは全くない。托鉢や近所の人が持ってきてくれるものを食べるという感じなので、むしろしっかり目のご飯です。
おいしいおいしい!私、タイ料理に興味があって、タイに遊びに来たんです・・・なんて話しながら、モリモリ食べてます。
そうしたら、住職さんがこれも食べてみる?とてもおいしいですよ。と差し出してくださったのがこれ↓
虫です~~~!
「とてもおいしいよ。この寺のあちこちにもいる虫で、何でも食べられるし、おいしいんだけど、食べたことない?日本にはいないの?」といたずらっぽく笑って。
私、コラートでも虫の屋台がそこら中に出ていたけど、これだけは止しておきましょ、と食べてこなかったんですよ。タイ東北部では、昔からたんぱく源として虫を食用していたんだけど、こればかりはさすがの私も手が出なかった。
でも朗らかな笑顔の住職さんに勧められたら食べないわけにはいかないじゃないですか?!思い切ってトライすることにしました。
私ったら無意識に「パヤヤーン、パヤヤーン(努力努力)」と呟きながら食べていたようで、また子坊主さんたちがチラチラ覗き見ながらくすくす笑い。。
意外と美味しかったです。甘味があって。でも、やっぱり形状を見てしまうとダメですねぇ。虫の形そのままですから。
あぁ、でも、これでもう何でも食べられるなぁ、という気も。ちっとばかり強くなったような気分です。
食事が終わったら、近所の檀家さん(というのかどうかはよくわからないが)らしきおばさんが皿の洗い物をしてたので私も一緒にせっせと洗い物をします。すんごい量あります。
この寺の中の炊事場や皿を洗う場所も写真とってないですが、ここもまた特徴があります。(お寺の中だから失礼かと思い、虫の時だけ「写真とってもいいですか?」と断って撮りましたが、他はあまりカメラを向けてません。)いい感じなんです。
おばさんがスポンジでこすって、私がたらいにしゃがみこみ皿を洗うって感じで。二人で洗い物をしてるので、色々おしゃべりします。
ご住職さんは話し方がはっきりしているので、まだ聞き取れたのですが、おばさんの話し方はより一層聞き取りにくい。確実に方言が強くって簡単なやりとりも聞き返すばかりですが、まぁ、その時に、私、クロックの扱い方やなむブリックの作り方を習いたいんです。教えてくれませんか?とそもそものここにやってきた目的のお願いをしました。
そしたらいいよ。お寺のご飯も作るし、、っていうようなこと。嬉しい!これで目的達成~!
皿を洗い終わったら、本堂の片隅に移動して、テレビが置いてある所に行きます。
行ってみたら、近所のおばさんがたが何人か、子供たちわんさか、そして住職さんともう少し年配の僧侶の方とかが、皆で寛いでいます。
近所の子供の髪をバリカンでカットをしてあげるのも住職さんのようです。
タイの村の生活は本当に寺中心で、寺に皆集まってきます。20年ぐらい前に南タイで1か月ほど滞在していたときもやっぱりそうでした。何かと言えば寺に行く感じで、子供たちの遊び場でもあります。
そこに行って私も皆との雑談タイム。
そこで年齢聞かれたり色々。
私が今年40歳と言ったら、やっぱり信じられない、と日本人は若く見えるねとびっくりされ、ちょっと大きな子供たちからは「アーユ シーシップ(歳は四十)」としばらく呼ばれるようになる。。。境内を散歩してても、遠くから聞こえる声は「アーユシーシップ」「アーユシーシップ」。。。。四十、四十言うなぁ~って感じですが、まぁ、こんな年齢もコミュニケーションが良好になるお道具になるなら良し、としよう。。。
しばらく寺の中で寛いで、おばさんが、うちに遊びに来る?というので、行く!!と付いて行きました。
家は軒先(って言っていいのかな)に雑談したり座れる場所があって、そこにおばあさんもいます。
これはアイスクリームを撮った時の写真だけど後ろの方にある台がそれ。そこに皆座りこんでおしゃべりするんです。
ここでは年配の女性は皆キンマを噛んでいて、赤い唾液を時々ベェーと流してて、初めはなんというか不思議でした。
キンマの作り方も習いました。
葉っぱと実と石灰を一緒にして、小さな臼の中で叩きます。それをそのまま口の中に含むんです。唾液と混じって化学反応を起こすのか、口の中では朱色に近い赤い色に変わり、あのベェーをするわけです。
本当に口が朱色に染まってますからね。あんたもやる?と言われたけれど、おいしい?って聞いたら、やめときなさい、と言われました。
そのうち疲れてしまって、台の上で昼寝をしてしまい、1時間ぐらいして起きた、という次第。完全に寛いでいます。
まあ、明日も来て、明日料理を習う、私もちょっと日本の料理を作る、と約束して
また帰って行ったのでした。