おはようございます。
特別支援教育士でibマッピングカウンセラーの
にっこりこと西村明子です。

6月から放置状態だったブログ
6月はまだibマッピング相談士でしたが
7月にibマッピングカウンセラー講座を修了し
試験の後、相談士の次のステップである
ibマッピングカウンセラーになりました。

ibマッピングのこと

発達障害や特別支援教育・福祉に関すること

今後はもっと定期的にお伝えできればと思います。

さて、今日は合理的配慮について。

2016年4月に「障害者差別解消法」が施行されることになり
教育・福祉の現場において「合理的配慮」が求められるようになります。

そうしたこともあって
先週の特別支援教育士資格更新必修研修会では
“合理的配慮”がテーマとなっていました。

10月28日には、保護者や支援者、一般向けの講演会
「発達障害の基礎理解と合理的配慮」が神戸で開催されました。

講師は大阪教育大学名誉教授の竹田啓一先生。

合理的配慮とは

他の子どもたちと同じスタートラインに立つために
すでにある環境や条件に対して
子どもの特性に合わせた変化をつけること。


配慮の例としては

読み書きの困難さを抱えている子どもに対して
デジタル教材を用いたり

連絡帳を書き写すのが大変な場合は
板書を写真に撮れるようにする など。

日本のこれまでの50年間は
「子どもはみんな同じです」と
平等な教育がなされてきた。

これからは合理的配慮に基づいて
公平性が求められるというお話でした。

平等と公平性の違い、わかりますか?



映画館で映画を見る場合のことで説明すると

館内の座席。

どの場所に座っても座り心地の良いクッションになっていて
座面の高さもすべて同じ。

という場合は平等。

でも小さい子どもの場合どうでしょう?

前に大人が座っていると頭でスクリーンが隠れてよく見えません。
それでチャイルドシートが貸し出されている。

チャイルドシートを使えば大人と同じようにスクリーンを見ることができる。
これが公平性です。

耳の遠い人のためには
専用受信機とイヤホンも貸し出されることがあります。
これも公平性。


野球観戦を例にした平等と公平性のわかりやすい画像付き説明も
シェアされているので、ご覧になってみてください。



子どもが困っている。
親が困っている。
学校が困っている。

子どもが困っていることが一番気づかれにくのですが
子どもの困り感を拾い上げることが大切。

気づいたらすぐに環境を整える。

1月には神戸芸術センターで合理的配慮を含めた講座があります。
ご興味のある方はこちらへ↓




何に対する困り感?

誰が一番困っている?

どのような方向性がある?

現状を把握してまず思考やココロの環境から
整えたい方にはibマッピングセッション。

お申し込みはこちらへ。