先日紹介した「ムーブメント仕上げ作業①」の続きです。
面取り作業や石の入る部分の仕上げが終わった後は、「受け」と呼ばれる部品の表面を加工。
この作業では、フライス盤という工具に、研磨剤のついたカップを取り付け、
受けの表面を磨いていきます。
完成すると綺麗なストライプ模様が浮かび上がります。
上の写真は、加工が終わった状態。
この仕上げは「コート・ド・ジュネーブ(ジュネーブのさざ波)」と呼ばれます。
この装飾はスイスの高級時計によく用いられ、
スイスのジュネーブ州にあるレマン湖岸に寄せるさざ波がモチーフにしているといわれています。
仕上げた部品にメッキをかけてから、組み上げて完成!
今回のブログで紹介したムーブメントの仕上げをしてくれた3年生の錠者くん。
なかなか体験できない作業を楽しんでくれた様子でした!