マンションの騒音トラブルとは総論 | 引越初心者の築古マンションライフ

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築30年超のマンションに住んでみて始めて分かったことを発信中の子育て世帯です!おもにマンションの騒音トラブルについてや、ビンテージマンションに関して綴ります。マイホーム検討中の方にも是非お読み頂きたい内容です。

みなさんこんにちは。

引越し初心者です。

 

マンション騒音トラブルの原因とはなにか?

 

 

被害者側、加害者側それぞれに要因があると思いますが、

それはズバリこの集合住宅という方式が引き起こす。

 

まさに現代社会の闇なのです。

 

縦と横に住戸が隣接しているので、

コンクリートの躯体を通して固体伝搬する衝撃音。

なかでも重量衝撃音の対策はとても難しいのです。

 

 

 

結論を述べます。

 

その遮音性は、ほとんど設計段階で決まっている、

と言っても過言ではありません。

 

 

住んだ後からの対策では、コレといった明確な解決策がないのが、

実情なのです。1980年代ぐらいから騒音トラブルはあったかと思いますが、

未だに解決出来ずにいます。

 

 

知らずに住んだ人は大変な目に遭いますので、

業界は一刻も早く新しい建材や工法の開発に邁進すべきでしょう。

 

いや、本当に住んで何もなければ良いですが、

騒音問題が起きた場合は修羅場もいいところです。

その辺の話題はニュースでもやっていますのでここでは割愛します。

 

ではどんな対策がよいのでしょうか?

 

これでは何の救いもなく、

話しが終わってしまいますので先に続けましょう。

 

 

ではどんな対策がいいか?

音を出す側の対処法としては、

重量衝撃音がなるべく響かないような室内にしておくこと。

 

もうこれしかない!

 

全面布団を敷く、ホコリやハウスダストが気になります。

 

あるいは、

  • ジョイントマットを敷き詰めたり
  • コルクマットを敷き詰めたり
  • 低反発のラグを敷いてみたり

 

 

お金を掛ければ様々と方法はあります。

 

子供用のキッズスペース用のマットなんてのもいいでしょう。

 

上記によって衝撃音が躯体に届く前に

吸収しておけるような仕組みにしておくことが大切です。

 

重量衝撃音に対して、あまりにも脆弱な対策のため、

残念ながら気休め程度にしかなりません。

 

 

子育て世帯の皆様は、朝から公園や広場に行き、

たくさん遊ばせることをオススメする次第です。

 

 

さて、衝撃音が躯体を通じて響きやすいかどうかは、

梁の数と床面積が関係しています。

 

現在のマンションの主流は梁を少なくして広い面積の開放感のある作り。

言わずもがな、音が固体伝搬しやすい仕組みが整っていると言えます。

 

 

そして、もう1点気にしたいのが、床が直張りなのか二重床なのか。

 

直張りとは

コンクリートの躯体に直接フローリングやカーペットを貼る工法

 

→メリットは太鼓減少が起きにくいこと。

 ただし、コンクリートの躯体ダイレクトなので重量衝撃音は響きやすい。

 

二重床

主に乾式二重床のことをいう。上底方式でコンクリートの躯体から数センチ上になる。

 

→配管が床下に通るので交換が比較的容易に行える。

 バリアフリー構造が作りやすい。

 太鼓現象が発生し、より衝撃音が増幅される可用性がある。

 

 

話しをまとめますと、躯体との設置面が限定された二重床ですが、

結局、太鼓現象が起きることも想定され、一概に直張りよりも、

二重床が優れているわけではありません。その逆もしかり。

 

特に重量衝撃音は築古のビンテージマンションの躯体の厚みでは、

到底防ぎきれません。最近のマンションにつれ過去から反省を学び、

躯体の厚みは昔より増えていますが、それでもまだ足りません。

 

 

上下左右の住戸と仲良くする

 

住処を一通り防音素材で覆っても

まだ不安が残る場合はやはり、

上下左右の隣戸と仲良くしておく方が無難でしょう。

 

 

騒音の問題は多分に心理的な要素が含まれています。

知り合いや好きな人の音は許せる傾向にあります。

 

 

ところが、誰だかよく分からない人や、

一度でも敵意を抱いてしまった人の出す音は、

不快に感じるケースが多いようです。

 

そして音を気にし出すと、

注意は音がしていないかということに神経が向きます。

やがては余計気になる無限のループにはまってしまうのです。

 

 

これでは日常の些細な音でも気になるようになり、

常にイライラが止まりません。

 

 

そうこうするうちに、

上下階での泥沼の戦いが幕を開け、

こんな音が聞こえてるんだ!よろしくと、

 

 

例の硬い棒で天井を突っついたり、

反撃の猛攻が日夜続いていきます。

 

 

周辺に住んでいる住民からしたら、

たまりません。衝撃音なので、

けっこう広い範囲で響いているのですよ。

さいごに

本当に迷惑な話しであります。

 

 

築古ビンテージマンションを

検討している子育て世帯の皆様は、

もし購入に踏み切っても1階にすることを強くオススメします。

 

 

眺望に憧れる気持ちはよく分かります、

クオリティオブライフのためには築古マンションはあまりにも脆弱。

せめて1階に住みましょう。

 

 

お金に余裕があれば、マンションはせめて、

2000年以降の作りにしましょう。

 

 

躯体の厚みも1980年代以降の物件よりは、

徐々にマシになる傾向にあります。

 

 

それから購入の前には、

マンションでトラブルがなかったか管理組合に、

よく確認してから契約に臨みましょう。

 

中古マンション購入は、目に見える内装よりも、

目に見えないコトの方が大事なことが多いのですから。

 

本日はこの辺で。

最後までお読み頂きありがとうございます。