名前には1字名前があったり(恵さん、学さん…)、3字があったり(龍之介さん、喜美子さん…)、氏名も1字や3字がありますね。


連名で書くときは、そうした字数が違う氏名が並ぶことが多々あります。どのようにバランスをとるかは、筆耕士さんの考え方によるところで、色々ですが、私が教わった書き方で、今日は手渡しの招待状封筒の横書き、連名の書き方をまとめます。


下敷きは1~2名用は住所有りのものを使用します ⇒ 1~2名用の下敷きの書き方


まず1名の手渡しは、封筒上下の中央に1名を書きます。住所がない分、しっかりと少し大きめに書きます。




2名の手渡しは1名目と2名目の間が封筒中央になるように封筒を置きます。

下敷き上部に、封筒のあたり線をつけてしまうとよいです。





3~4名手渡しは、下敷きを別につくってます。(住所有りの下敷きを利用されている方もいらっしゃいます。私は住所有りの下敷きの名前だと、少し字が小さいように思うので別に作りました)


⇒ 住所有りの3~4名様下敷きの書き方


下敷きを作る場合は、洋1封筒の場合、1字あたり16mm、字間を7mm、行間を2㎜とって枠を書きます。

様は少し大きめに、名前と様の字間も少し広く空けてます。





3名連名のときは2名目を封筒の中央に書きます。





4名のときは2名目と3名目の間が中央にくるように封筒を置き、下敷きの枠からはみ出さないように書いていきます。


連名は「様」が縦に並ぶので縦画が曲がらないように気を付け、右端を揃えます。





字数について

苗字1字は最初のマスに書きます。名前1字は名前の最後のマスよりも少し苗字寄りに書きます。





苗字3字で名前1字は、苗字に寄せなくてよいです。





苗字3字、名前2字の場合、または苗字2字、名前3字の場合は下敷きに氏名のあたりとして5つの○を均等に書き、その○を参考に少しだけ苗字は苗字、名前は名前のグループごとに寄せるように書きます。





連名の場合は1名目の氏名の字数が基準となります。1名目が氏名5字の場合は前述の通り、5つの○に均等に書く感じで少しだけ苗字、名前の各グループごとに寄せるように書きます。





連名2名目を書くときの名前の位置は1名目の名前の左端に合わせます。但し1名目が1字名前のときは、2名目を基準に考えて書きます。


様はすべて右端を合わせて書きます。


名前の1字目と様の位置が決まったら、間の字は、字間に気をつけて書いていきます。

字間は名前の間は均一に、名前と様の字間は名前の字間よりも多く空けるように書きます。




文章にすると難しいですね。バランスよく見えるように書ければよいので、いろいろと試してみてください。


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