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書いてみたいお年頃

小説を書いてみたいと憧れる大学生の日記

時間の制約や、物語の構成など、自分にはまだまだ荷が重すぎるので、


長編の執筆をブログ上で一時凍結することにしました。


一度全てを書き上げてから、ブログに掲載したいと考えています。


読んでくださった方には申し訳ないですが、記事も削除しようと思います。


完成した暁には必ず載せようと思っているので


これからも長い目でお願いします。


これからは短めのものを載せていきたいと思います。


暇つぶしに読んでもらえたら幸いです。


 ぎゅっと踏みしめて僕は記念すべき一歩を踏みしめた。ここは日本ではない。外国だ。ヨーロッパ。フランス。海外に一人で来るというのは初めての経験だった。自分は何もフランスのことは知らないのに、とうとうこんなところまできてしまった。つくづく自分の行動には驚かされる。呆れたものだ。


 なにもフランスのことは知らなくても、ここには有名なエッフェル塔があって、クロワッサンがおいしくて、買い物できるところがたくさんあるということだけは知っている。すべて彼女が教えてくれたのだ。彼女はここでワインを買い付けたり製造法を学びに来ている。そんな彼女はせっかく会いにはるばる日本から来た僕を迎える気はないらしい。ロビーにもエントランスにもおらず、手紙に書いてあるホテルまでただ一人いかなければならないようだ。


 あるときは手紙で、あるときは国際電話で、彼女は僕にいろいろなフランスのことを教えてくれた。フランスのパンはおいしい、ほんとにフランス人はきれい、でも無愛想で日本人だからって馬鹿にしてくる、などなどたくさん。日本にいたときにつけていた香水も、フランスで気に入ったものに変えてしまったらしい。僕はそれがどんな匂いかも分からないので想像するよりほかになかった。


 僕はホテルへと向かうことにした。タクシーを停めてホテルの住所を運転手に教える。僕は英語が堪能ではないけれどなんとか伝えることができた。フランス人の中年のおっさんは嫌みったらしく、ほんとに金はあるのか?みたいなことを英語で聞き取りにくく言ってきた。

彼女の言ってたことは確かなようだ。


 車から外を眺めていると、公園が見えた。絵の中にあるような鮮やかな緑色の木々に囲まれるようにして、太い木が公園の真ん中にどかんと立っている。ふと彼女のワインの話を思い出した。国際電話で長い時間は話せないのに、ワインについて小一時間話していたのを覚えている。


「ワインがうまくできる条件ってなにかわかる?」

「え?わからないなぁ」

「土が大事なのよ。ぶどうの品種が大事なのは当然としても、植える場所が大事なの。何も考えずにそこらに植えたら何も考えてないワインしかできないの。」

「何も考えてないワイン?」

「せっかくの実がぼろぼろになった、駄目になったぶどうからつくられた腐ったような匂いのワインよ。」


何も考えてないワイン。それは僕のことを言っていたのだろうか、と今になって考えた。僕らの関係はワインに例えるならどんな匂いなのだろう。専門家の彼女に聞いてみたいと思った。植えた場所はどんなところなんですか?と。

いろいろなことを聞いてみたくて、僕はこうしてやってきたのだ。はるばるフランスに。何も決意がないならこんなところには来やしない。


 年季の入ったホテルの前でタクシーは止まった。多めにお金を渡したら、これはチップ込みだろとでも言わんばかりにふんだくって逃げるようにして走り去っていった。それでもいいか、と僕は思った。細かく言えばそれどころではなかった。足の裏の感触を確かめる。思ったより緊張している。緊張は、外国に来たからではなくて、それとはまた別のものだ。このホテルにいると思うと否応なしに緊張してしまう。


 僕が何をしに行くのか、分かっているのは僕だけだ。彼女はこのことは知らない。ただ旅行しに来たと思っているのだろう。僕はホテルのエントランスに歩き始める。入り口の脇の生け垣にはぶどうが茂っていた。つくりもののような葉っぱとぶどうの実がつやつやと垂れている。ぼろぼろになりそうなぶどうの実はどこにもない。僕は入り口のドアを開ける。


 そこには彼女が立っていた。久しぶりに見た笑顔。うれしさが僕の顔からこぼれているのが自分でもわかる。ロビーには焼きたてのデニッシュの匂いとうっすらと彼女の香水の匂いがする。

ぼくらが植えた土は間違っていない。そう思えた。

なんだかほんと、暗すぎる


と、思わざるを得ませんw


小説ってそのときの心に貯まったものがでてくるもの。


でも、書いたときのことを思い返してみてもそんなに不幸だったとは思えないのですけど…。。


これからは楽しい小説をかきたいなぁ。


練習あるのみ。ですかね。