「すみれ」には、難聴者さんが3名在籍しておられます。
Oさん、Iさん、Nさん。
「すみれ」にとり、難聴者さんの存在は、とてもとてもとてーも❗もう一度言います、とてーも大きい
私達 要約筆記者は、中途失聴・難聴者の皆さんが社会で自立して行動できるよう、筆記通訳でサポートをしています。
難聴者さんがいるから、私達 要約筆記者が存在します。
要約筆記者は難聴者さんから、当事者としての貴重な意見をもらって技術を上げています。それは対等な関係と言えます。
「すみれ」の3人の難聴者さん。
長いお付き合いです
皆さん、当事者としてもですが、「すみれ」の仲間として、自然にいてくださいます。
たぶん…みなさん、例会を楽しみにして、来てくれてると思う
書き方や表現方法など、要約筆記者だけでは煮詰まってしまうことがあります。その時に当事者である難聴者さんの一言で、「ハッ」と気づかされることがよくあるんです
私達がこだわっていることが、難聴者さんにとっては、取るに足らなかったり、またその反対だったり。当事者ならではの、貴重なご意見をくださいます。
もちろん、現場で難聴者さんたちのお役に立てるのが私達の至上の喜び
よくわかった、助かった、と言われると、天にも登る気持ちになりますそのために日々練習しているのですから…
お二人に、「すみれ」に対する気持ちを聞いてみました
そういえば、今まで、ちゃんと聞いたこと無かったよなぁ…
Iさん
「例会に来ると、自分を卑下しなくてすむんです。いつも書いてくれるので、情報が伝わってくる。とても楽しいです。
「すみれ」では、自分が聴覚障害者であることを忘れます。在宅では情報保障してもらえないけど、ここではしてくれる。
聞こえないことは、恥ずかしいことではないと思います。世間に、自分のアキレス腱(聞こえないこと)を公表するのは勇気がいるけど、決して恥ずかしいことではないです。
「すみれ」で、難聴者の友人がもっとできたら良いなと思います」
Nさん
「(加齢で)頭が悪くなるのにブレーキをかけようと、ここに来ています。ぼけ防止でもあります。
普段、(聞こえないことで)他人からの質問に答えられないと、気まずく感じます。
街中では、紙に書いてもらって、コミュニケーションを取っています。本当は、人から声をかけられるのは、イヤなときもある。でも、なるべく話はしようと思っています。
「すみれ」には、難聴者も来やすいです。ここでは、僕に合わせて書いてくれるので、安心できるんです。
難聴者の皆さんに、僕と同じように安心してここに来てほしいと思います。「すみれ」に助けられてます。」
Iさん、Nさん、ありがとう
これを読んだら、「すみれ」メンバー、嬉しくて泣くんちゃうやろか…
前のブログでも書きましたが、聴覚障害者のうち、手話を使わない人のほうが、ずっと多いんですよ。
特に、難聴者や人生の途中で聴覚を失った中途失聴者の方々で、手話を使う方は少ないです。
そういった方々には、文字での情報保障、すなわち要約筆記が有効なんですが、中途失聴・難聴者にも、要約筆記が知られていないのが現状です。
だから、知ってほしいのです。
難聴者の皆さん、良ければ「すみれ」の仲間になってくだされば、とても嬉しいです
ご興味を持たれた方は、一度ご連絡ください
連絡先等、HPのパンフレットに詳しく書いてありますので、御参照くださいませ
ちなみに、「すみれ」HPはコチラ