アラフォーの私が子供のころは、お母さんは家にいてあたりまえ、近所にも専業主婦の多い時代でした。
でも現在は働く女性が増え、働く高齢者が増え、40代の主婦なら子育てもやって家事もやって仕事もバリバリにこなしているママも増えてきましたね。
そんな中、最近雑誌やメディアで取り上げられるようになったのが引きこもり主婦の存在です。
40代以降のいわゆる大人の引きこもりの数は100万人を超えると推測されていて、その中にかなりの数の主婦がいることがわかってきました。
引きこもり主婦とはどんな人を指すの?
厚生労働省の定義によると、引きこもり主婦とは、
「仕事や学校に行かず、家族以外の人とのかかわりがない状態が6か月以上続いていること」を指します。
うーん、私も普通にこの状態ですけどぉ?
たとえ家族以外の人とかかわりを持たなくても、本人が幸せで家にいるのが楽しいのであれば、これはひきこもりとはいいませんね?
逆に旦那さんの給料だけでは生活が苦しいとか生活が成り立たないのに、家からでられない、働きたくないというのであれば、それはひきこもりの可能性が高いです。
40代の主婦が引きこもりになってしまう原因とは?
20代でも30代でも50代でも引きこもり主婦はいます。でもとりわけ40代主婦が引きこもってしまう原因は深刻なものが多いです。
高齢出産で産後うつになった
結婚前まではバリバリのキャリアウーマンだったけど、出産を機に仕事をやめて家庭に入ったことで産後うつになる主婦が増えています。自分の思い通りにならない子育てと、社会とのつながりがない状態がストレスになって、無気力になりひきこもってしまうことも。
子供が進学や就職につまづいた
子供が大きくなると進学や就職の悩みがでてきます。将来を期待していた子供が受験や就職に失敗したことで、子供と一緒に引きこもりになってしまう主婦もいます。自分も高学歴で子供の将来にすべてをささげてきたような主婦の方に多くみられます。
過去の人間関係のトラウマが消えない
私はこれでしたね。以前の職場でのツラさがいつになっても消えません。働かないとという気持ちはあっても、またあんな思いはしたくないと身体と脳が拒否します。
人間関係のトラウマは職場だけでなく、ママ友がらみのトラブルで外にでるのが怖くなったという声も少なくなかったです。
更年期がはじまり体調がすぐれない
更年期はいつかやってくるんだよねと頭のすみにあっても、いざ自分がなってみると更年期になった!とは思わないんだそう。人それぞれ症状が違うし、軽し人もいれば重い人もいるので気づくのに時間がかかるんですね。
早い人では40代に入ってすぐ更年期が始まったなんてことも。今までできていた家事ができない、やる気が起こらない、イライラする、涙もろくなる・・・なんとなく体が重いし、朝起きてもすっきりしない。これではわかりにくいですよね。
更年期を軽くみてはいけません!放置すればうつを発症してしまう場合もあり、さらに認知症へとつながってしまうこともあるんですよ。なんとなく今までの自分と違う、外に出たくない、やる気がでないと思ったら早めに受診されることをおススメします。
無気力なら危険?!引きこもり主婦から脱出するためにはじめたいこと
もしあなたが毎日無気力で何もする気が起きないと感じているのなら、悪化するとうつ病を発症してしまうこともあります。でも今の生活に不満がある、こんな生活から抜け出したいと思うのなら、まずは習慣を変える努力を始めましょう。
私もここからはじめています
パジャマを脱いで洗顔をする
旦那さんや子供を送り出したあとは家でダラダラ。どうせ外には出ないんだし、パジャマのまま、すっぴんのままでいっかってなりますよね。これだとオンオフモードが切り替わりません。
そしてそんな自分に激しく落ち込みます。せめて起きたら部屋着に着替えて洗顔をしましょう。できれば軽くメイクをすると気がひきしまりますよ。無理でもお肌のためにも日焼け止めはつけるようにしましょう。
軽い運動をする
引きこもりだけど家の中ではアクティブに動いてるってあんまりありませんよね?
私は今も在宅で仕事をしているので、意識しないと外に出ることがありません。一日中パソコンとにらめっこ。自分にはピッタリの働き方だと思っているので不満はありませんが、やっぱり運動不足になります。もともとやせ形で若いころから体重もかわっていません。でも体型は変わりましたね。
痩せているのでぽっこりお腹は目立つし、パソコン作業なので猫背で姿勢も悪いから背中に肉がつきます。歩くこともないのでヒップラインも下がって垂れ尻だし。
子供に「ママ、なんかおばさんみたい」って言われることが多くなったんです(まあ十分おばさんの歳なのですが)。そこで運動を始めることにしました。もともと散歩は好きなんですね。だから近所を軽くウォーキングから。
歩くのが無理なら外に出てお日様の光を浴びるだけでも気分が変わりますよ。最初は3分でもいいんです。外の空気を吸うことを習慣にしましょう。
それでも無気力が改善しないなら、専門家に相談するという選択もアリ
一日中家にこもって家族としか話さない生活が悪いとは思いません。私もずっとそうだったし、その方がストレスがなく幸せと感じる人だっています。
でも家にいることで体調が悪い、ダメな人間だと自分のことを責めてしまう、外に出たいのにでられないということで心を痛めているのであれば、それはうつ病のサインかもしれません。
もしかしてうつ病かも?
好きなテレビやDVDを楽しめなくなった
今まで好きだった趣味もしたくない
突然涙があふれてくる
眠れない
今までできていた家事ができなくなる
疲れがとれない、やる気がでない
うつ病は早期発見、早期治療することが重要です。一度専門家を訪ねてみませんか?
まとめ
家の中にこもってばかりいると気分がどんよりするってこともありますよね?ひとりでうつうつとしていても状況は良くなりません。ちょっと勇気をだして環境を変えてみたことで、私は在宅で仕事ができるようになりましたよ。