プロ野球の北海道日本ハムファイターズ。
PR上手です。
球団経営は観客動員やグッズ販売、放送など
さまざまな収入で成り立っていますが、
これらはチーム成績だけでなく、
ファンが楽しむ発想で大きな差が出ます。
新生児にボールをプレゼント
地下鉄の車両を各選手の姿でラッピングしたり、
北海道新幹線開通では札幌駅に「顔出し看板」も。
大谷翔平選手が出迎えてくれます。
期間限定のユニホームを入場者全員に配るなど、
球場にファンの足を運ばせる努力もしています。
そして今回は、
新生児全員に「特別なボール」を贈る企画です。
北海道で2018年に生まれた子供に対して、
柔らかい特製ボールをプレゼントすると、
発表されました。
個人が発信してくれるかどうか
パブリシティについて考える時、
そのアイデアが取材されるかだけでなく、
人に広まっていくかを大切にしています。
今はSNS全盛で誰もが発信者ですから、
人が喜ぶ企画や
ちょっと自慢したくなるグッズを
生み出せるかどうかが大切なのです。
日ハムの発想、今回も素敵です。
来年はツイッターやFacebookでどんどん、
このミニボールが拡散されるでしょう。
北海道と名付けられて150年
なぜ2018年に?
北海道と名付けられてから150年の節目が2018年。
営業のためではなく、
北海道のお祝いに日ハムも参加する。
そんな姿勢を感じるパブリシティだから、
メディアも共感するのでしょう。
元新聞記者、テレビ局デスク
メディアコンサルタント・荒川岳志
著書です。
マスコミに上手なアプローチを。
- 新聞に必ず取材されて記事になるたった一つの方法/太陽出版
- ¥1,620 Amazon.co.jp