82歳からの手紙 | マスコミに取材される方法

マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。

 

今朝、宅配便が届き、

中に一通の手紙が入っていました。

書き出しは…。

 

50年、無我夢中で走ってきた

 

この道に足を踏み入れてから、

五十年が経った。

無我夢中で休む暇もなく歩いたり、

立ち止まったり、走ってきた。

さまざまな障害や妨害があった。

何度か傷つき刃折れしながらの五十年であった。

 

この間に、僕らは十万人の遺児を

高校や大学、実業学校へ、

奨学金を用意して進学させ、

卒業させることができた。

 

 

万年筆で書かれた便箋は5枚。

差出人は玉井義臣氏。

私が「おやじ」と勝手に呼んでいる方。

 

あしなが育英会の会長。

私がブラジル留学した当時の協会理事。

大学時代からの付き合いです。

 

万年筆の文字を追った

 

82歳になった玉井義臣氏がなぜ、

私に向けて長い手紙を書いてきたのか。

万年筆の文字を追いました。

 

最後にこう書かれていました。

 

日野原重明氏の志を…


この交通犠牲者の紙面を

君の選択で配ってほしい。

次号以下も住所がわかれば送る。

 

僕も82歳、割合元気で

もう10年か20年は現役でいたい。

二人三脚で行かないか。

 

 

 

あしなが育英会の機関誌を開くと、

玉井さんと日野原重明氏が一緒に納まった写真。

日野原氏の志を受け継ぐ、と。

玉井さんらしい。



元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

 

 

 

 

 

 

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