採用されるプレスリリースの書き方 | マスコミに取材される方法

マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。


本日もプレスリリースを制作しました。
マスコミに取材される、と自信を持って。

採用されると書いているWEBサイト


「採用されるプレスリリースのコツ」などと
見出しが付いたWEBサイトがあります。
大抵はPR会社のWEBサイト。

新聞記者とテレビ局デスクを合わせて21年やった私が読むと…
ちょっとずれているな…と感じます。
だって、内容こそすべてだから。
採用されるプレスリリースにテクニックはあまりないのです。


時代を感じ、記者にストレスを与えない


新聞やテレビに取材されるプレスリリースは
①内容にニュース性があること(時代を感じること)
②分かりやすく、何がニュースか明快なこと
③取材するかどうかを判断するマスコミにストレスを与えないこと
これが大事です。

つまり…ニュースになりそうもない事を声高に言ってもダメ。
依頼者と話し合いながら、ニュースを絞り込む感覚です。
さらに、幕の内弁当のように「何でも並べない」こと。
これがニュースだと主張するのは一点だけ。

プレスリリースは視覚情報も大切です。
写真や図で見せるのは、ニュース判断する記者に負担を掛けさせない。
プレスリリースは何十枚も記者の手元にあって、
30秒ほどで判断するのですから。
一瞬で分からせることが、テクニックと言えばテクニック。

簡単に分かってもらうことに注力するのです。


マスコミの内情を知るかどうか

今回のプレスリリース制作はこんなやりとりもありました。
依頼主「この言葉を使いたいのですが」
私  「それは業界用語なので避けませんか?」
依頼主「この話も盛り込みたいのですが」
私  「それなら、こういう表現で盛り込みましょう」

出来上がったプレスリリースを納品した時、
依頼主の明るい表情が浮かんできました。

取材に採用されるテクニックと言えば…
マスコミの内情に明るいかどうかは当落を分けます。
なぜ、こう書くのかを細かく示せませんが、
「記者がこう考えるだろうから、この書き方で」はあるのです。


メディアコンサルタント・荒川岳志




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