
含蓄ある話をする方がいます。
貴重な方を選ぶ
タイトルの「この時は再び来ない」
受け売りをブログに書いていいのか
そういう話もありますが、
なかなか素敵な考え方なので、広めたいのです。
何かを選択しなければならない時の基準を
彼はいつも、「この時が再び来るのか、どうか」
で、判断しているそうです。
誰かと飲むときもそう。
どこかに足を運ぶ時もそう。
「この時が再び来ない貴重な方を必ず選ぶ」
そう言っています。
その話を聞きながら納得。
そういえば、私もそうでした。
昔話を書きますね。
私は北海道登別市の出身です。
親戚も北海道内に点在していて、
北海道の東端・根室市にもいます。
その根室市の親戚が漁業者で、花咲ガニ漁もしていました。
私が小学の低学年だった夏休み。
根室市の親戚宅に行きました。
親戚が花咲ガニ漁に連れていってくれました。
こんな感じでした。
早朝、小舟を沖へと進めます。
当時の根室の海はとってもきれいでした。
小舟から海底を見ると、
朝の光が20メートル下まで届いていて、
その海底がくっきり見えました。
前日に沖合に仕掛けたのは平たい籠(かご)。
仕掛けの位置が分かるように、浮き輪みたいなものが海面に浮かんでいました。
エンジンを切った舟が静かに近付きます。
海底を見ると、
籠に山盛りになった花咲ガニの姿が。
籠は直径60センチほどだったと思います。
花咲ガニが山盛りになっていたのは、
仕掛けの餌の「鮭の頭」に群がっていたからでした。
親戚が私に言いました。
最初は静かに引き上げるが、海面近くになったら急いで引き上げる。
何匹か、カニが逃げる。海中に戻るカニの足をつかめ。
カニをつかんだら舟の中に放り込め。
その通りにやりました。
10個ほど、仕掛けを回って、数十匹の花咲ガニが捕れました。
今はあんな漁をしていないでしょう。
花咲ガニの数も激減しました。
海も変わりました。
あ、そうそう。選択の話でしたね。
浜に帰ると、花咲ガニが茹でられて。
私の目の前に、カニの山盛りが出ました。
ところが、カニだけでなく、スイカも出てきたのです。
スイカは私の大好物。カニも大好物。
親戚は言いました。
カニとスイカは食い合わせが悪いから、どちらかしか食べてはいけない。
親戚はゲーム感覚でわざとやったのでしょう。
必ずカニを選ぶと分かって。
私は1分ほど悩みました。
スイカは登別でも食べられる。
だけど、茹でたての花咲ガニはたぶん、しばらく出合えないだろう。
ここはやはり、花咲ガニだ。
<編集後記>
何だか、話のレベルが低い締めでした。
いたって私的な話で申し訳ありません。
メルマガでは真面目な話題を出し続けているのですが。
私が冒頭で「タイトルはある方の言葉」と書きました。
すると、この方が堂々と「パクりました!」と。
おもしろい循環が始まりました。
メディアコンサルタント 荒川岳志
その話を聞きながら納得。
そういえば、私もそうでした。
根室で体験した花咲ガニ漁
昔話を書きますね。
私は北海道登別市の出身です。
親戚も北海道内に点在していて、
北海道の東端・根室市にもいます。
その根室市の親戚が漁業者で、花咲ガニ漁もしていました。
私が小学の低学年だった夏休み。
根室市の親戚宅に行きました。
親戚が花咲ガニ漁に連れていってくれました。
こんな感じでした。
早朝、小舟を沖へと進めます。
当時の根室の海はとってもきれいでした。
小舟から海底を見ると、
朝の光が20メートル下まで届いていて、
その海底がくっきり見えました。
前日に沖合に仕掛けたのは平たい籠(かご)。
仕掛けの位置が分かるように、浮き輪みたいなものが海面に浮かんでいました。
エンジンを切った舟が静かに近付きます。
海底を見ると、
籠に山盛りになった花咲ガニの姿が。
籠は直径60センチほどだったと思います。
花咲ガニが山盛りになっていたのは、
仕掛けの餌の「鮭の頭」に群がっていたからでした。
親戚が私に言いました。
最初は静かに引き上げるが、海面近くになったら急いで引き上げる。
何匹か、カニが逃げる。海中に戻るカニの足をつかめ。
カニをつかんだら舟の中に放り込め。
その通りにやりました。
10個ほど、仕掛けを回って、数十匹の花咲ガニが捕れました。
今はあんな漁をしていないでしょう。
花咲ガニの数も激減しました。
海も変わりました。
食い合わせが悪いから…
あ、そうそう。選択の話でしたね。
浜に帰ると、花咲ガニが茹でられて。
私の目の前に、カニの山盛りが出ました。
ところが、カニだけでなく、スイカも出てきたのです。
スイカは私の大好物。カニも大好物。
親戚は言いました。
カニとスイカは食い合わせが悪いから、どちらかしか食べてはいけない。
親戚はゲーム感覚でわざとやったのでしょう。
必ずカニを選ぶと分かって。
私は1分ほど悩みました。
スイカは登別でも食べられる。
だけど、茹でたての花咲ガニはたぶん、しばらく出合えないだろう。
ここはやはり、花咲ガニだ。
<編集後記>
何だか、話のレベルが低い締めでした。
いたって私的な話で申し訳ありません。
メルマガでは真面目な話題を出し続けているのですが。
私が冒頭で「タイトルはある方の言葉」と書きました。
すると、この方が堂々と「パクりました!」と。
おもしろい循環が始まりました。
メディアコンサルタント 荒川岳志