常識を覆すPRのヒントをブラジルで学んだ | マスコミに取材される方法

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新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。


お盆ですね。
ブラジルの日系人たちも盆踊りは盛大にやります。
離れているから余計、盛大なのかもしれません。
日本人の心を忘れない大切さをブラジルで知りました。

「水」についてブラジル人の疑問

そのブラジルで
驚いたことはたくさんあるのですが、
今までの常識を覆されて、
何も言えなくなる時もありました。

例えば「水」です。

洗濯に「飲める水」をなぜ使う?

上水道について。
ブラジル人から尋ねられました。

日本の水道水は飲めるそうじゃないか。
手洗いや洗濯にも飲める水を使うのか?
それって、無駄なことじゃないか?
飲み水だけきれいならいいじゃないか?



ブラジルの都市部では
昔からミネラル水を飲んでいて、

どこの家庭にも
10リットルほどの取り換えタンクがあり、
蛇口が付いていました。
日本でも普及しつつあるスタイルです。

今の日本は
飲み水を買う時代になりました。
それでもなお、
水道水はいつでも飲めるように
消毒してから上水道に流しています。

余談ですが、
ブラジルでは、水を素焼きのタンク入れて、
気化熱を利用して水を冷やします。
電気を使わず、理にかなっています。

再びブラジル人から質問あり

先のブラジル人の質問には
2つの驚きがありました。

1つは自分の常識は
すべての人の常識ではないと知ったこと。
なぜ、飲める水で洗濯するのか説明できませんでした。

もう1つも似ているのですが、
少し違っていて、
自分の考えを一度疑う発想が無かったと、
その時まで気付かなかった驚きです。
そういう自分がいたという驚きでした。

だから私はブラジルから帰国後、
「それって本当にそれでいいの?」と、
一度は疑って、考えてみるようになったのです。
それが結構、PRのヒントになるのです。

さて、
ブラジル人から別の質問を受けました。

どうして日本の爪楊枝は
片側しか削っていないんだ?
もったいないじゃないか。



★★★
ブラジルの名誉のために書きますが、
ブラジルの水道水も飲めます。
私も水道水を飲んでいました。
でも一応、「雑用水」の区分なんです。

★★★
メディアコンサルタントの荒川岳志