プレスリリースをいつまでに出せばいいのかという質問を受けます。
私は2週間前の木曜日まで、と答えます。
これ以上、早くてもいのです。
すべてのニュース提供に当てはまるとは限りませんが、基本的にそうだと考えてください。
例えば、ある週の土曜日にイベントを開催するとします。
カレンダーで見るとこうなります。
月火水木金土日
月火水木金土日
月火水木金土日
月火水木金土日
月火水木金土日
月火水木金土日
青い太字がイベントの日。
プレスリリースを出すのは2週前の赤い太字の木曜日まで。
イベントの大小にもよるので、あくまで目安だと考えてください。
「なぜ2週前なのか」を説明します。
新聞社やテレビ局では通常、週1回は「部会」を開きます。
翌週に向けた取材や課題などを話し合うのです。
この場に出した方が良い話題かもしれないのです。
この「部会」で話題になるイベントなら、大きく取り扱われます。
その「部会」。週の何曜日に開かれるか分かりません。
部長の判断で月曜日になったり、水曜日になったり。合理性があれば変わるのです。
つまり、前の週のいつまでに出しても、部会の話題にならないことも考えられます。
ですから2週間前が良いでしょう。
また、金曜日は平日最後の日なので、バタバタしていることもあります。
しっかり、「取材予定ボックス」に入れてもらうためにも木曜日を薦めます。

もっと前に出しても良い場合があります。
ニュースを提供する側に「この話題はテレビ向きだ」という意識がある場合は、3週前でもいいでしょう。
なぜか。
テレビ局が「これはおもしろい。ニュース特集になりそうだ」と判断したら、「事前の取材」を始めます。
・ある福祉団体が
・自分たちのためではなく、震災被災者支援に向けて
・慈善行事を行う
例えばこういうレベルの話です。
テレビ局は事前に何を撮影するでしょうか。
①イベントに向けて準備している事務所内
②深夜まで作業している事務所の外観
③担当者に「イベントに期待するインタビュー」
などなど。
テレビの特集は3分~5分ですが、相当なカットが必要です。
長回しは映像にリズムが生まれません。
当日だけでなく「準備段階から頑張る物語を放送したい」と思わせたら、事前の撮影は欠かせません。
長回しは映像にリズムが生まれません。
当日だけでなく「準備段階から頑張る物語を放送したい」と思わせたら、事前の撮影は欠かせません。
早くプレスリリースを出して、テレビ局内の部会の話題になってもらいたいのです。