あの時を忘れない ~2011・3・11 その①~ | 本気ならヨシックス

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  ~ヨシムの言葉~

13年経った今ふと思うこと・・・・

不思議と3月11日は晴れの日が多い。

 

なぜそう思うかっていうと、あの日もとても良い天気だったことが記憶に刻まれているから。

1年、また1年と積み重ねるたびに3月11日は「あの日も今日みたいに晴れだったな・・・・」って毎回思っている。

でも、残念ながら、この13年間で1度も3月11日に天気が悪かったことがあったかどうかというのは、記憶にない。

 

そう、人ってそれほど大切ではないことは記憶の片隅に追いやられ、やがて忘れていく生き物だ。

だからこそ、こうやって毎年しつこいくらいにあの時の記憶を読み返し、そして伝えるためにこうやって投稿することを繰り返している。

 

あの時の記憶は忘れちゃいけない。

今私が携わっている年代の少年少女たちは、震災後に生まれた子ばかりだ。

3月11日を迎えれば、報道各社で当時の映像や画像がニュースで放送されるが、やはり衝撃的なものはテレビでは放送されない。

昨今の子どもたちは自由にネットで動画を見ることが多い時代だけど、わざわざ当時の震災の恐怖に震える映像や、津波の映像をわざわざ見るとは考えにくい。

もちろん、親だって「伝える」という意思がなければ見せるようなものではないと思う。

 

でも、やっぱり「だれかが」伝え続けなきゃいけないこと。

 

私の仲間でもそうやって伝え続けている仲間がいる。

 

関東に住む私に東北の方々の大変さがわかるはずもないのだけれども、私にできることとして、「あの時の私たち」を伝えていける人間でありたい・・・・そう思っている。

 

 

 

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この文章は2011年3月16日に書いたものです

「できることから始めよう」

地震から今日で5日たちました。
今回の地震で亡くなられたたくさんの方に心よりお悔やみ申し上げます。
また、被災地にいらっしゃる皆様は、まだまだ大変な時期が続くと思いますが、一刻も早い復興を祈り、そして未だ安否の分からない方々が一日も早く発見されることを心よりお祈りいたします。

クラブ員のご家庭でも、ご親戚、お知り合いなどが被災地にいらっしゃる方がいると聞いております。
心配で心も休まらないと思いますが、一日も早く連絡が取れるようにとお祈りいたします。

連日テレビからはつらい「現実の世界」が映像として映し出されています。
もちろん子どもたちもその映像を見ているでしょう。

その映像で見たものがすべて現実であることを受け止めなければいけません。

インタビューを受けている被災地の人たちの涙の意味を心のアンテナを全開にして受け止めましょう。

現時点で、クラブは金曜日までの活動を自粛しますが、今度皆さんと会える時に、改めてしっかりと話をしたいと思っています。

そして、色々な場所で、色々な人たちが
「今自分ができること」
を始めています。

被災地の人たちも、いつまでも下を向いていません。

気の遠くなるような量のガレキを少しずつ撤去しはじめたり

避難所にいる人同士で話し合って役割分担したり

みんな一歩でも前進しようと頑張っています。

ラジオ局も、みんなを勇気づけるメッセージと音楽で被災者を励ましています。

オシムも、レオナルドも「共に進もう」と応援してくれています。

福島原発では、体を張って東電をはじめ電力会社の人や自衛隊が日本のために命をかけています。

世界各国が日本を助けるために手を取り合ってくれています。

きっとこの力が、必ず日本を立て直します。


テレビで話題になったツィッター「pray for JAPAN」より抜粋します
↓ ↓ ↓ ↓

千葉の友達から。避難所でおじいさんが『これからどうなるんだろう』と漏らした時、横にいた高校生くらいの男の子が「大丈夫、大人になったら僕らが絶対元に戻します」って背中をさすって言ってたらしい。
大丈夫、未来あるよ。


物が散乱しているスーパーで、落ちている物を律儀に拾い、そして列に黙って並んでお金を払って買い物をする。運転再開した電車で、混雑しているのに妊婦に席を譲るお年寄り。この光景を見て外国人は絶句したようだ。
本当だろう、この話。すごいよ日本。



昨日の夜中、大学から徒歩で帰宅する道すがら、とっくに閉店したパン屋のおばちゃんが無料でパン配給していた。こんな喧噪の中でも自分にできることを見つけて実践している人に感動。心温まった。東京も捨てたもんじゃないな。



子供がお菓子を持ってレジに並んでいたけれど、順番が近くなり、レジを見て考え込み、レジ横にあった募金箱にお金を入れて、お菓子を棚に戻して出て行きました。店員さんがその子供の背中に向けてかけた、ありがとうございます、という声が震えてました。




駅員さんに「昨日一生懸命電車を走らせてくれてありがとう」って言ってる小さい子達を見た。駅員さん泣いてた。俺は号泣してた。




日本人の心はまだまだ折れちゃいません。
共に手を取り合って、できることから始めてみましょう。
たとえそれが小さな力であったとしても、被災地にいる人たちにはきっと届きます。

クラブでも、募金活動を開始しようと考えています。
詳しくは練習再開の連絡をするときに時に改めてお伝えします。
物資の輸送は個人レベルではまだ制限があるようです。
色々調べたところ、やはりお金が一番ありがたいとのこと。

それが私たちに今できる第一歩です。
そして、日本の未来を担う子どもたちをどんどん元気づけて、笑顔を取り戻せる環境を準備することも私たちのできることだと考えています。

色々な思いがあるとは思いますが、私は「今できること」の第一歩として進んでいこうと決意しました。

クラブ員の皆さんも、今の自分にできることは何かを考えてみましょう。
そして、この「今」の過ごし方が大事なんです。

サッカーの自主練だったり
宿題と予習をしたり
元気に学校に通ったり
家の家事のお手伝いをしたり
被災地の復興を祈ったり

どんなことでもいいんです。
自分で「やろう」と決めたことを、この時間でやってみましょう。

君たちはこれからの日本の希望の星です。
そして、我々大人も子どもたちも世界に誇れる「日本人」なんです。
今こそ強い心を持って、困難を乗り切りましょう。

がんばろう東北!!

がんばろう日本!!