「コイツ舐めとんのか」 | 消防設備士かく語りき

消防設備士かく語りき

川崎の消防設備士、平成め組代表のブログ

 

昨日、以前から求人募集記事を掲載していたジモティー経由で1件の問い合わせが。

 

応募者本人の説明によると「都内在住・36歳・今年2月まで消防設備会社で働いていて経験10ヵ月・消防系の資格は無し」とのこと。

 

かつて散々求人広告を掲載していたindeedでは当初こちらの希望に合致しない応募者からの応募にも丁寧に「お断り」の返事をさせて頂いていた私。

だが途中からそれが面倒になり、応募メールにひとこと「無理です」とだけ書いて返信することも多々あった。

 

「それが原因」というわけでもないが、その後indeed側と揉め、アカウントの永久停止をくらった。

そうした過去の反省もあり、とにかく現在は応募者が例えどれ程こちらの希望に合わない人物であれ、とにかく返事だけは丁寧に返す様にしている。

 

しかし昨日のそのジモティー経由での応募者、最初の問い合わせからして「最初の3週間は日払いで下さい」などといきなり金の話。

 

こちらがいくつか質問込みの文章で返信すると直後に返事はあったものの、しかしそこでも「日払いでお願いします」としつこく要求。

よほど金に困っているらしいが、一方でこちらが「可能であれば以前いらした会社を教えて下さい」という質問には答えてくれない。

 

確かに「以前の職場」と聞くと少々野暮な質問に聞こえるかも知れないが、とは言えその「直前の職場」が同業他社の場合、もしかするとうちと普段から何らかの形で関係がある場合もあり得る。

 

そうなるとその会社との関係性如何ではそもそも雇用出来ない場合もあり、そうした意味でこちらとしては一番答えて欲しかった質問であった

またその人物、一応都内在住ではあるが、しかし葛飾周辺。

 

葛飾区や足立区など、ここ川崎からだと「最も離れた都内」であり、「神奈川県内の現場が多い」と書いているうちの求人記事からすると地理的にも難しい様に感じられた。

そこら辺のこともその人物に問うと「遠いのは気になりません! 日払いでお願いします!」と相変わらずな感じ。

 

indeedでもそうであったが、時折片道2時間はかかるであろう居住地の方からの応募があったりする。

すると決まって応募者は「遠くても大丈夫です」とか、あるいは今回の応募者の様に「気になりません」といったことを書いてくるのだが、しかしそうした人々は誠に大きな勘違いをしている。

 

それは要するに「いや、アンタが気にしなくてもこっちが気にすんだよ」ということ。

遥か遠くの地域から片道2時間かけて現場に来てくれるのは結構だが、しかしこちらは「交通費支給」で募集記事を出している。

「アンタの交通費を負担する身にもなれ」ということである。

 

そうした「どう考えても移動距離が長くなり過ぎる人」からの応募を避けたいが為、わざわざ「ジモティー」で求人を出していると言うのに、少しは募集をかける側の気持ちも「理解しなさいよ」と言いたい。

 

それに「採用と同時に直ぐに明日から仕事でスケジュールが埋まる」と都合よく解釈している応募者があまりに多い。

 

倉庫や工場などで極めて簡単な流れ作業をするならともかく、我々の様に個々の見識と技術、加えて信頼性で成り立つ業種の場合、どこの馬の骨だか山羊の脳みそだか分からん人間をいきなり日々の現場に「入れられるだけ入れる」などということは先ずありえない。

 

とりあえず2~3日、様子を見る形でこちらの人間と共に働いてもらい、その上で今後を考える、というのが基本的な流れであろう。

 

 

昨日のその応募者。

大体「資格なしの経験10ヵ月」をアピールしてくる時点でハッキリ言って「コイツ舐めとんのか」である。

どんだけ消防設備業を軽んじてくれているのかと、その腐りきった精神を叩き直す意味で横っ面を引っ叩いてやりたいくらいだ。

 

「うちでは☆☆様の希望に沿うのは難しそうです」と送ると案の定、その後の返事はなかった。

全く持って非常識かつ無礼な人物。

もう数年後には四十路になろうかというのに、それでは…。

 

100個組み立てて50円とかの内職でもやってなさい。