「情熱は此処に」 | 消防設備士かく語りき

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川崎の消防設備士、平成め組代表のブログ

 

もしかしてもしかすると…

 

近々新たな人材が入りそうな気配である。

実は2年ほど前から地方の大学で音楽を学んでいた仕事仲間(女性)の娘さんがそちらの課程を終え今年無事に卒業。

それと同時に今度は神奈川県内の某有名音楽大学に新たに転入。

 

現在22歳であるその娘さんのことは高校時代から知っていることもあり、先日親子そろって私の自宅兼事務所まで来てくれた。

 

娘さんと会うのはかれこれ2年以上ぶりで、以前に購入しておいたお祝いの品なども今回無事に渡すことが出来た。

お母さんの方とは専ら仕事の話ばかりであったのだが、その際、現在うちが人員確保に困窮している、といった話などもさせて頂いた。

 

その話の流れで思い切ってその娘さんに「誰かお友達で仕事探している子いない?」と聞いてみたところ、その場でうちの雇用条件など素早くメモ書き。

そして心当たりのある何人かの友人に一斉にLINEで送信。

するとその中の1人から直ぐに返信が。

 

娘さんの同い年の女子で、そのままLINEなども交換させて頂き、一先ず来月早々「お試し」という形で1日来て頂くことに。

更に翌日、娘さんのまた別の友達(22歳男子)からも「話を聞きたい」と前向きな返事があり、その方とも近々会うことに。

 

もちろんまだまだ未確定な部分が多いが、しかし何よりも先ずうちの仕事を体験してもらわないことには始まらない。

 

何せこの消防設備業界、そもそも「消防設備の仕事がしたい」と言って来る10代や20代の若者などほぼ皆無。

消防設備業も、そして消防設備士も20代以下の若者たちに限定すればその知名度は「100人中2~3人が知っている」といった程度のもの。

 

世間的に知られていない業界に人が集まるはずも無く、結果的にこの業界に従事する若者の大半が「たまたま見つけた求人に何となく応募」から全てが始まっていると言って良い。

 

だから何よりも先ずは「職場体験」をしてもらわないことには話を進めようも無いのが正直なところである。

その意味で、今回2名の若者が「とりあえず興味を持ってくれた」ということ、もはやそれ自体がちょっとした奇跡なのだ。

 

私自身、何が何でも今年中に最低1名は社員を増員したいという思いもありあるいはどちらかだけでも今後良い形で進展すればそれに越したことは無い。

 

それに私の経験上、やはりネットなどの求人広告から応募してきた人物はハッキリ言って続かないケースが多い。

一方で知り合いを介した形で来てくれる場合、その人物から事前に職務内容や環境、また待遇面などを聞いているので比較的続けやすい。

 

知り合いの会社の中には女性作業員ばかりを10数名揃えているところもあるが、しかし全員が誰かしらの紹介で、外部に求人広告を出したことは一度も無いと言う。

思えば私も15の時に人生初めての就職を経験しているが、それも紹介であった。

 

一消防設備業者としてうちはまだまだ大海原に浮かぶ笹船が如くの小さな組織である。

だが情熱、そして迫力、更には確かな躍動があると自負している。

 

同業者の中には「ウチは点検だけでなく工事もやっているから飽きない」といった趣旨の話をされる方もいるが、しかし多かれ少なれそれはどこの会社も同じこと。

単なる程度の差でしかない。

 

だったらうちは「ビルの外壁からも降りますよ」という話である。

「消防設備業に安定など無い」と考えているからこそ、それが未来を震わす躍動に繋がっている。

 

「誰か来てくれないかなぁ…」と根拠の無い期待感だけを頼りに人を待つような経営者に未来は無い。

 

そもそも待っているだけでは「誰も来ない」のが基本なのだからこちらから必死になって求め、情熱の網で捕えるのだ。

情熱は老若男女問わず、時に相手の魂を惚れさせる力がある。

 

確かな情熱が此処にはある。

 

 

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