「自分からの借入金」 | 消防設備士かく語りき

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川崎の消防設備士、平成め組代表のブログ

 

本日昼間、うちの税務関連全般をお願いしている女性税理士の方と1時間ほど打ち合わせをさせて頂いた。

 

うちの場合、毎年11月が決算月。

なので決算から現時点で12~2月までの3ヵ月間を経過した、ということになる。

去年の同時期と比べると有難いことに売り上げの伸びは順調。

 

がしかし、チーコという若手社員が育休に入ったことにより外注費は桁違いに上昇。

それでも差し引きで60万円前後の利益は出ており、そうした意味ではこの3ヵ月間は良い数字が出せている。

 

2月がたまたま大型物件が重なったことが大きいが、毎年やや売り上げの減少が目立つ4月も相応に仕事が入ってきており、一先ず安心している。

 

だが今回「本人からの借入金が多過ぎる」との指摘を受けた。

これはつまり「私が会社に貸しているお金」ということ。

うちの場合、経費の精算など特に決まったルールがあるわけでも無く、皆が私と会った際に溜まった領収書と共に「経費お願いします」と言い、その場で清算する。

 

その際にいちいち会社の口座から金を引き出していられないので自分の財布から一旦支払う。

つまり「会社経費の自己負担」という形になり、それは一時的に「私が会社に金を貸した」という扱いになる。(らしい)

 

そうして自己負担した経費は当然どこかのタイミングで会社口座から自分の口座に返金しなければならないのだが、とは言え毎度そうして支払う経費などたかが知れた額。

加えて、そもそも自分で起こした自分の会社(社団法人だが)であるし、気持ち的にも「お金を貸している」という感覚が無い。

 

それゆえ特に自分の口座に返金などしないままこの3~4年をやってきた。

そうして積み重ねてきた「借入金」の額が、何と現在700万円あるのだと言う。

つまり私は諸々の経費を700万円分自己負担してきた、ということになる。

なので「こまめに自分の口座に返金するようお願いします」と税理士の方から念を押された。

 

だがそれにしても…

700万円などというアホみたいな大金、一体どこから出てきたというのか…。

 

普通、700万円も誰かに貸せば覚えていないはずがない。

だが自分的には全くそうした感覚が無かった。

「自分の起こした法人なのだから肩代わりは当たり前」と考えていたので金額を気にしたことなど確かに無かったが、しかし700万とは。

 

チリも積もればマウンテンなどと言うが、もちろん自分でも「いつか返金しよう」とは考えいたが、しかし法人口座の預金が少なくなると何だか不安。

なので極力自己出費をしていたものの、税理士の方曰く「ちょっと金額が大き過ぎる」とのこと。

 

「自分はこのまま返金無し良いのでチャラに出来ませんか?」と聞いたが、しかしその場合「会社に金をあげた(贈与)」という扱いになるようで「それはそれで税金がかかる」のだと言う。

 

ならば当然貸した分を返金した方が良い。

とは言えそんな大金、法人口座にも入っていない。

やはり「貸した分はこまめに返金しましょう」ということになる。

 

「ちょっとした自身へのボーナス」とでも考え、今後返金していく予定。

とは言え、結局そうして入ってきた金でまた新たな仕事道具を購入してしまうのは目に見えているのだが。

 

今欲しいのは先日購入したパラペットクランプをもう2台、それからドイツ製の高級下降機「スパーク」、あとイタリアのCAMP社が販売するロープ作業用フルハーネスの「GTターボ」。

全て合わせて30万円程。(今年中には買うが)

それに煙感知器の感度試験機やガスレベルメーターなども欲しい。(この2台で100万はする)

 

 

10年前の独立直後、あまりの金の無さからそれまで吸っていた葉巻やパイプ煙草などを全て辞め、コンビニで買う弁当も極力安い物ばかりを選んで買っていた。

当時は炙り1本持たない身体一つの一人親方状態。

 

仕事がほとんど入らない月もあり、不安で眠れない日々が続くことも多々あった。

そうした殆ど眠れないまま生活しつつ、しかしやがては起きていることに疲れ果てて眠る…そんな状態。

 

ところが今では仕事前の車内で1本500円のリポビタンDをグビグビと飲んでしまう自分。

あんなにも金が無かったはずの私なのに、気付けば700万円も貸し出すことになろうとは…。

そんな当時を思い出しながら自身の口座に有難く返金させて頂くとしよう。

 

まあ、葉巻はもうやらないけど。

 

 

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